密猟された鳥の積み荷をスロベニアで発見

ゴシキヒワ 写真提供: © David Dillon

スロベニアのバードライフ・パートナーDOPPSが、10月同国からイタリアへ向かう途中の密猟された大量の野鳥が発見されたという、驚くような事件を伝えました。数多くのムネアカタヒバリ、ハクセキレイ、マキバタヒバリが数千羽の密輸品の中から発見されました。

 

10月ルーマニアからやって来たバスを検査するスロベニアの税関職員が、大量の死んだ鳥の密輸品を発見しました。これは今年最大の発見でした。詳しい検査の結果、押収した15箱に1,349羽もの死んだ鳥が入っていたことが明らかになりました。悪いことに、その中には1,028羽のムネアカタヒバリ、209羽のハクセキレイ、73羽のマキバタヒバリ、16羽のヨーロッパビンズイ、10羽のヒバリなどの保護対象種が含まれていました。その他にも、ヒワ属、ツバメ、ヨーロッパウズラ、キタヤナギムシクイ、ツメナガセキレイ、ハタホオジロ、オオジュリンなどが数羽ずつ混じっていました。

ムネアカタヒバリ 写真提供: © Tjasa Zagorsek

税関職員はこれらの鳥がルーマニアで捕えられ、イタリアへ向かうものであることを突き止めました。イタリアには違法ながら、野鳥料理を出すレストランからの需要を満たすため密猟された鳥の巨大なマーケットがあります。この料理は一年のうちの短期間、特に秋の渡りの時にしか食べられません。

押収品
写真提供: © Tjasa Zagorsek

DOPPSは、スロベニアを通過するこのような違法取引と戦うために頑張っています。7月以来DOPPSはドイツの自然保護基金EuroNaturと新しいプロジェクト「安全なフライウェイー地中海地域での鳥の密猟の阻止」を共同で進めています。両団体は2013年以降発覚した密輸の数が減って来ているのは承知していますが、彼らはこれを良いニュースと間違えてはならないと警告しています。実際には、これは2013年12月以後スロベニアがEUの域外ではなくなったからだと思われます。これは単純な方程式で、税関管理がなければ押収も減ります。近年のスロベニア経由の違法取引の実際の程度は不明ですが、私たちが持っているデータは大きな減少を指し示すものではありません。明らかなのは、スロベニアが今もなお東ヨーロッパと東南ヨーロッパで捕獲された鳥の西ヨーロッパへの主要な通過国であることです。

 

報告者: Tjaša Zagoršek

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