RSPBが身近な所から気候変動に取り組むことを決定
津波、地震、洪水、竜巻: 自然災害の増加は気候変動に緊急に取り組むことと、そのための対策を実施することの必要性を明確に示しています。バードライフ・パートナーシップは長年に亘り温室効果ガスの削減と持続可能なエネルギーへの転換のキャンペーン活動を行って来ました。私たちのパートナー団体も自身の二酸化炭素排出量削減、特に必要な電力を可能な限り再生可能なもので作り出すなどして最大限の努力を払ってまいりました。今年RSPB(英国のバードライフ・パートナー)は英国ベッドフォードシャー州サンディの本部に風力タービンを建設する予定で、これによりRSPBは炭素排出量を3%削減することが出来ます。
エコトリシティ社はRSPBと共同でこの風力タービン設置案を3年間に亘りあらゆる面から、これが周辺にどのように影響を与えるかについてのアセスメントを行いました。このアセスメントでは風景や見た目の魅力、文化遺産、環境、鳥類学、水文学、騒音、輸送とアクセス、日陰のちらつきなどを含む起こりうる影響を解析しています。ベッドフォードシャー中央委員会はこの風力タービンの建設計画を承認しました。
最高地点が100mになるこの800キロワットの風力タービンは2015年8月にも完成の予定です。これにより一人だけの事務所から一ヶ所で500人を収容している本部まで英国全土に127ヶ所ある英国内のオペレーションが必要とする全電力の3分の2をまかなうものと想定されています。
RSPBの気候変動政策ヘッド代理のIvan Scraseは「正しい設計と設置場所により風力タービンは野生生物に無害か殆ど影響を与えないことが分かっています。徹底した環境アセスメントと正しい計画およびデザインを行った風力タービンを私たちの本部に設置することにより、再生可能エネルギーと健康で生き生きとした環境は手を携えて行けるということを人々に示すことが出来ればと願っています。」と言いました。
(報告者:バードライフ・ヨーロッパ)
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