‘裏庭の鳥大記録会’の準備完了

昨年のイベントで記録された4,351種の中の一種ギンザンマシコ
写真提供:Norm Dougan

世界中のバードウォッチャーが2014年2月14日~17日に開催される無料で楽しく家族や友人と参加できる重要な情報を集めるためのイベントに招かれています。

アフガニスタンからジンバブエまで、100ヶ国以上の数万人のバードウォッチャーが恒例の第17回‘裏庭の鳥大記録会(GBBC)’に参加する予定です。このプロジェクトはバード・スタディズ・カナダ(カナダのバードライフ共同パートナー)とコーネル鳥類学研究所およびナショナル・オーデュボン協会(米国のパートナー)が共催するものです。

参加は簡単で、しかも鳥を助けるのです。このGBBCイベントは野鳥保護のためにあらゆる年齢層、バードウオッチングのレベルの人々に鳥の数を数えてもらいます。参加者は裏庭、地域の公園、自然保護区あるいは偶々居た場所でバードウオッチングを行います。参加者は期間内の1日またはそれ以上で少なくとも15分間に観察した鳥の種と数を数え、その結果をオンラインで報告します。それらの結果は他の方法ではありえない大きなスケールで野鳥個体群の健全度の速報値になるのです。

去年のGBBCは、初めて世界中で同時開催し、インターネット上のチェックリストeBirdとの統合が出来たお蔭で、これまでの記録を大幅に更新しました。7つの大陸の111の国と地域からの参加者が観察結果を報告しました。3,450万羽、4,351種の観察が記録され、種数としては世界の鳥の3分の1以上をわずか4日間で記録したことになります。

最近アップグレードされたGBBCのウェブサイトでは観察結果が提出されるに従い、リアルタイムで結果を見ることが出来るようになっています。観察の進行具合を調べ、コミュニティ、地域あるいは国ごとの種の記録をチェックし、写真を共有するために、この週末はずっとウェブサイトを訪れていただくことを歓迎します。またGBBCのウェブサイトでは2013年のイベントでの写真コンテストの優秀作品もご覧になることが出来ます。

GBBC(裏庭の鳥大記録会)は、熟練のバードウォッチャーにとっては友人、家族あるいはコミュニティの人々にバードウォッチングの素晴らしい世界を紹介する絶好の機会を提供し、また、あらゆる年代や経歴の人々を自然と結び付け、野鳥の状況を改善するための優れた方法でもあります。

(報告者:バード・スタディズ・カナダ)

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