100年の足跡は未来へ続きます(3)

世界の鳥類と環境の窮状を前に、先見性のある自然保護活動家たちが集まり、国際的な活動を始めたのは、 100年前のことでした。国内で活動を行ういくつかの組織が基盤となり、着実に勢いを増し、最終的には自然のために世界へと声を上げることができる組織に発展しました。それが、バードライフ ・インターナショナルです。

2022年、バードライフは100周年を迎えました。バードライフの歴史を振り返る物語を、四回に分けてご紹介しています。

高まる意識

20世紀初頭、当時の習慣や行動がいかに鳥類や自然を破壊しているかという意識が高まり、さまざまな関係者が多方面から集まりました。

イギリスでは、グラスゴー選出の国会議員であった大蔵大臣Robert Horne卿の自宅に、著名な人々が集まりました。その中には、1905年から1916年まで外務大臣を務め、後に『The Charm of Birds』を著したGrey of Falloden子爵(Edward Grey卿)の姿もありました。さらに、郵政公社総裁や南アフリカ総督を歴任したBuxton伯爵も加わりました。

RSPB名誉事務局長のFrank E Lemon、自然史博物館鳥類学芸員のPercy Lowe博士、1913年から30年まで英国鳥類学会の専門誌『アイビス』の編集者で1928年から33年まで同会長だったWilliam L Sclater、そして著名な自然作家H J Massinghamも英国のグループを構成していました。

北海を隔てたオランダでは、1912年に自然保護論者のP G Van TienhovenとA Burdetが、オランダのすべての野鳥を保護することに成功しました。これはヨーロッパで初めてのことでした。また、LPOの会長であったフランスの著名な鳥類学者Jean Delacourや、National Association of Audubon Societies(後のNational Audubon Society)の創設者T Gilbert Pearson博士なども、当時有名な自然保護論者でした。

こうした偉大なメンバーが集まり、1922年に国際鳥類保護会議 (ICBP)が設立されました。そして、フランス、アメリカ、オランダ、イタリア、スイス、ハンガリー、オーストラリア、イギリス、ドイツ、カナダ、日本、スウェーデン、ノルウェー、チェコスロバキア、ルクセンブルク、オーストリア、南アフリカ、ニュージーランドで、記録的な速さでパートナー組織が設立され、活動は世界中に広がって行きました。

A male Passenger Pigeon on display at the Cleveland Museum of Natural History, Ohio © Tim Evanson / Flickr

Woman behind the gun

報告者  Christopher Sands

“100-years-and-counting”を一部編集しました

原文はこちら

  1. TOP
  2. 世界のニュース
  3. 100年の足跡は未来へ続きます(3)