‘春は生きている’キャンペーンで新記録: 欧州で27万件以上の野鳥観察

ツバメ
写真提供:RSPB

2月から6月の間、バードライフの長年に亘る教育プログラム‘春は生きている’キャンペーンへの参加者が欧州の渡り鳥5種の到着を観察し、記録しましたが、今年は過去最高の27万件という渡り鳥を観察しました。

このプログラムに参加するのは、ポルトガルからアイルランド、ロシアおよびフィンランドからキプロスに至る欧州全土の国々を代表する主として子供たちとその家族です。‘春は生きている’プログラムは毎年ますます盛んになり、渡り鳥に関する知識を育てる楽しい方法を提供すると共に、自然保護について子供たちの関心を高めます。‘春は生きている’のホームページには自分たちの観察を記録した104,000人以上の訪問者がありました。

記録破りだった今年の欧州での‘春は生きている’キャンペーンは6月21日に終了しました。すべてのキャンペーン対象種(ツバメ、シュバシコウ、ヨーロッパアマツバメ、カッコウ、ヨーロッパハチクイの5種)のうちで、ツバメとアマツバメが最も多くの機会に観察された鳥であることが分かりました(それぞれ、37%と32%の観察)。参加者が多かった国のトップ・スリーはロシア、イタリア、アイルランドでした。

‘春は生きている’キャンペーンの成功は益々多くの人が自然と結びついていたいとの思いを示すので私たちに大いに勇気を与えます。9月になるとキャンペーンはアフリカに移りますが、鳥たちは気温が下がり始める欧州の繁殖地を離れ、暖かいアフリカ大陸を目指すからです。愛鳥家はどなたでもSpring Alive websiteでアフリカ大陸に到着した鳥の様子を知ることが出来ます。

 

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