証拠に基づく野鳥保護活動の促進: 知識を共有するための有益な新しい資料と機会

新刊’野鳥保護’: 活動の効果についての世界的な証拠

自然保護に関しては、検証されていない情報に基づくのではなく、入手可能な最善の科学的証拠に基づいて決定を行うことへ向かう傾向が育ちつつあります。保護活動のために入手可能な最善の証拠を用いることは理に適っており、活動の結果を良くするはずです。

野鳥保護の概要

‘野鳥保護: 活動の効果についての世界的な証拠’は最近刊行された本で、野鳥保護のための管理活動の効果に関する入手可能な科学的知識をまとめたものです。この新しい資料は、書籍(ハードカバー本)でも、PDF版の本でも、ConservationEvidence.comのインターネット経由のデータベースでも入手可能で、世界中の野鳥保護活動家が情報に基づく決定を行うことを助けるように、情報に容易にアクセス出来ることを目的にしています。

ケンブリッジ大学の自然保護活動家のグループが書いたこの資料は、322の異なるタイプの管理介入の有効性に関する1,200以上の個別研究を要約したものです。ある書評は「…全ての熱心な野鳥保護活動家が所持すべき興味深い詳細で重要な書籍」と記述しています。

カナダ・オタワで開催されるバードライフ・インターナショナル世界会議でより多くを見出す機会

証拠に基づく野鳥保護の進展を助けるために“出版物を通しての保護活動の共有‘というタイトルのサイドイベントがバードライフ・インターナショナル世界会議で開催されます(6月20日:101号室にて)。このイベントへの参加者は:

  • バードライフの刊行物‘Bird Conservation International’、ケース・スタディを編集した‘世界の鳥の現状’および、刊行物‘保護活動の証拠’などを含む最新の野鳥保護に関する概要について今まで以上に学びます。
  • もし満たされれば保護活動を改善出来るであろう、活動の実行者が直面する刊行物の限界と科学的証拠の主なギャップについて討議をします。

このイベントは世界中の保護活動家にとって出版物についての考えを共有し、保護活動の実施を改善するための重要な知識を利用し、またそれに貢献するための多くの機会について更に学ぶための大きな機会になるでしょう。

 

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