ケニアでの‘世界渡り鳥の日’のお祝い

3月はケニアにとって大変特別な月でした。市民が今後の5年間彼らに奉仕をするリーダーたちへ平和的に投票をしたのです。一方、保護活動では、これまで分かっていなかったキムネクロハタオリの繁殖行動が明らかになるというもう一つの画期的な出来事がなされました。Fleur Ng’weno(ネーチャー・ケニアの事務総長)とダカッチャIBAのサイト支援グループのメンバーの疲れを知らぬ献身的な活動により、数百羽のキムネクロハタオリが忙しくディスプレーを行い、営巣し、子育てをしているのをダカッチャの季節性湿地で観察できたのです。キムネクロハタオリの謎は、国家環境管理局(NEMA)が、イタリア企業による面積5万ヘクタールのダカッチャの森林を大規模なバイオディーゼル用作物のジャトロファ栽培地に転換する申請を却下しなければ今でも謎のままだったでしょう。今回の発見の報を受けてネーチャー・ケニアの会長ポール・マチク博士は、「この発見は今後森林だけでなく湿地にも関心を持っていなければならないという新たな課題をもたらした。」と言いました。

UNEP-AEWA(国連環境計画)-AEWA(アジア・アフリカ水鳥条約)のフロリアン・ケイルから表彰を受けるFleur Ng’weno。 写真提供:Caroline Njoki

UNEP-AEWA(国連環境計画)-AEWA(アジア・アフリカ水鳥条約)のフロリアン・ケイルから表彰を受けるFleur Ng’weno。
写真提供:Caroline Njoki

今回の成果はエレメンテイタ湖で5月11日に行われた‘世界渡り鳥の日’を記念する祝典で明らかになりました。Fleurがこれまでの彼女の自然保護活動への大きな貢献が認められたからです。彼女はその後バードガイドやナチュラリストになった多くの若いバードウオッチャーたちの指導もしていたのです。Charles Mwangiはその一例で、彼はネーチャー・ケニアが主催し、Fleurがリーダーを務める水曜日の朝に行われる探鳥会に9年前に参加して以来、鳥とバードウオッチングに興味を持つようになったのです。現在はプロのバードガイドになっているMwangiは環境保護についてこれまでに彼が学んだことをエレメンテイタ湖保全・認識グループの他のメンバーに教えています。同グループは2009年から活動を開始し、エレメンテイタ湖周辺でバードウオッチング、土着の樹木を中心にした植林、環境教育、哺乳動物のセンサスなどを積極的に行って来ました。Mwangiはグループを代表して表彰されましたが、彼はこの受賞が自然保護活動を進める上で、メンバーへのモチベーションを高めてくれると喜びました。

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IBA(重要生息環境)、ラムサール・サイト、世界遺産サイトとして高く評価されているエレメンテイタ湖はモモイロペリカンの主な繁殖地であると共に野生生物の安息所でもあります。

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2006年以来、5月第2週の週末は渡り鳥とその環境の保護についての関心を喚起するための週末です。今年の記念イベントは‘渡り鳥のためのネットワーク’をテーマに行われ、環境ネットワークの維持と共に、長期にわたる渡り鳥の保護のために組織、政府、個人間のネットワークの維持が重要であることを強調しました。

報告者:Venancia.Ndoo

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