持続可能な漁業のための‘全員乗船’キャンペーン
ブリュッセルでのEU漁業委員会開幕日の5月13日(月)、バードライフ・ヨーロッパは他のNGO、政治家、漁師、料理人たちと一緒に過剰漁獲を止め、‘全員乗船’キャンペーンにより海洋を守るために協力をしました。
欧州連合(EU)漁業担当大臣が会議を行う欧州委員会ビルの前には、船のレプリカが置かれました。大臣たちは共通漁業政策(CFP)の意欲的改革のための交渉への障害を取り除き、魚資源の再建、漁船団の規模のコントロール、他への影響が少ない漁獲方法の促進、廃棄魚をゼロにするためにこの船に乗船することを求められました。
‘全員乗船キャンペーン’の目的は、大臣たちがCFP改革のプロセスを主導し、将来世代のために健全な海洋と持続可能な漁業を確保する意欲的な改革を承認するように説得することです。
欧州の漁業は危険な状態にあり、3種の魚のうち2種が漁獲過剰の状態です。今の漁業法は必要な変化をもたらすことに失敗しており、未だに多くの破壊的な漁船が僅かしか残っていない魚を追っているのです。2011年以来、欧州全域の市民、漁師、企業が健全な海洋のためのキャンペーンを行っており、2月には欧州議会はより良い漁業法に賛成をしました。これは欧州市民の力を確認した真の勝利です。
しかしながら、漁業大臣による意欲的な合意がなければこれらの努力は実を結びません。
この活動は欧州委員会委員のマリア・ダマナキによりキャンペーンの現場でも支持されており、彼女はCFP改革への支持を表明しました。参加者は‘私たちが言っているのは魚にもチャンスを与えてくださいということだけです’とジョン・レノン作曲の‘平和を我らに’の曲に合わせて歌いました。 (この活動の模様はバードライフ・インターナショナルのウェブサイトの本記事を開けばご覧いただけます。)