英国人カップル 野生生物のために南アメリカを走る前代未聞の試みの半ばまで達成

バードライフのために南アメリカを走る記録的な試みの半ばまで達成した英国人夫婦
写真提供:Miky Dubrowsky; see www.5000mileproject.org

英国のデボンとノースアンバーランド出身の二人の冒険ランナー キャサリンとデービッド・ローリー夫妻が、野生生物とその環境を守るために南米の長さの距離を走る記録的な遠征のちょうど3,200マイル(ロンドンからニューヨークの距離に匹敵)を突破しました。共に34歳のカップルは絶滅危惧ⅠA類のアオキコンゴウインコとアカミミコンゴウインコ、絶滅危惧Ⅱ類のオオアリクイ、準絶滅危惧種のタテガミオオカミなどの種の生息地を守るためにバードライフ・インターナショナルとそのボリビアのパートナーであるアルモニアへの資金を集めているのです。

「この走行は私たちが考えていたよりもはるかにきついものでした。肉体的には‘冷蔵庫’のようなパタゴニアを走った最初の3週間は痛みが常に体中に及びました。私たちは体が連日の試練に耐えかねるのではないかと思いました。しかし、徐々に、信じられないことに一日20マイル、週6日の目標を何とかやれるようになったのです。数百万の小さな歩みの積み重ねで、私たちは今ボリビアとの国境から僅かな所まで到達し、もう何でも出来るという気分です。」

肉体的苦痛の他に、カップルにとってこの遠征の困難の一つが道路脇にある生活跡でした。おむつやプラスチックの瓶や袋の中を走り、川がごみ溜めのようになっているのや大豆栽培のために森林が焼かれた跡、土ぼこりがパタゴニアの草原に巻き上げられるのを見るのはつらいことでした。

「けれども私たちが意気消沈したような時にはいつも何か野性的なものが目に入ってきて、なぜこの走行が重要なのかを思い出させてくれたのです。それはすぐ側の木で果物を食べているアオボウシインコ(turquoise-fronted parrot)だったり、押しつぶすように聳える2人のホモ・サピエンスの前で、勇敢にも翼を広げるカマキリだったり、自分からは私たちが見えないので私たちからも自分が見えないと信じて藪の中に頭だけを隠すパタゴニアアルマジロだったりしました。

キャサリンとデービッドはこのチリのヴァジェ・チャカブコのようなルート上にある学校で話をしています。

キャサリンとデービッドはこのチリのヴァジェ・チャカブコのようなルート上にある学校で話をしています。

3日前、7か月に及ぶ探査の後、私たちはついに彼女を見つけました。私たちの目の前50mの所を何かが道路を横切る姿を見た時には宿泊場所から1マイルも走るほどの勢いで飛び出しました。滑らかな背中の毛皮と曲がった尾は間違いようがありません。ついにピューマを見たのです。自分たちの幸運が信じられませんでしたが、近くまで行った時には彼女のメッセージを記した足跡が残っていただけでした。

走ることはとても単純な行動です。靴が一足あれば、時にはそれさえも不要で、誰にでも出来ることです。とりわけ、走ることは野外に居ることで、野生生物と一緒になり、魔法のような野性的な場所を走り抜けるのです。私たちは5千マイルプロジェクトを立ち上げ真にこれをやり遂げようとしています。地球上で生物多様性が最大な環境を走り、世界中の人たちとその美しさを共有します。私たちは走行ルート上にある学校を訪問し、子供たちに走路上の野生生物と環境について説明し、家に戻った時に学校、新聞、雑誌などと話を共有します。

私たちは小さな一歩の積み重ねと毎日の選択があれば乗り越えられないと思われるような問題にも取り組むことが出来るのです。世界に残されている未開の生態系を守るのには決して遅くはありませんが、時間切れになる恐れがあります。

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