EAAFP事務局よりニュースレターNo.25が発行されました
目次の翻訳が遅くなってしまいましたが、EAAFP事務局よりニュースレターNo.25が発行されました(11月6日付)。
今号では、中国の湿地開発に関する記事が多く、世界的にも中国沿岸部の湿地の重要性が叫ばれていることがよくわかります。また、7月号からEAAFPニュースレターをバードライフで日本語翻訳していますが、それについて、EAAFPからインタビューを受けました。その様子も載っていますので、ぜひご覧下さい。
- 国内発信ツールとしてEAAFPニュースレター が活用されています
■パートナーシップニュース
国内パートナーシップの構築
- モンゴル国内の湿地管理者およびフライウェイマネージャーの研修会がウランバートルで開催されました (アジェンダ・発表資料 / 写真)
- インドネシアのWasur National Park [EAAF008]に対する、ステークホルダー向けの技術的な監督指針が出されました
- 国内レベルでの普及啓発ツールとして、EAAFPニュースレターが活用されています(日本語版)
中国における沿岸湿地の保全
- 中国の土地利用により世界的に希少な水鳥を絶滅の危機に追いやられています: 中国の土地利用に対するSpike氏の発言がCityMetric誌に掲載されています
- Hostile shores – 黄海の生息地が縮小するにつて、アジアの渡り鳥の個体群が激減しています
- ポールソン協会と中国のパートナーが 沿岸湿地の保全と管理の詳細計画を発行しました (中国語版)
- Spike氏が中国沿岸湿地ブループリントプロジェクトの最終会議に参加しました
- 中国の沿岸湿地の消失は、重大なレッドラインに近づいています
- 中国の湿地の急激な減少により、多くの希少鳥類が絶滅の脅威にさらされています
- 沿岸湿地の保護に焦点を当てた覚書がWWFと中国国家林業局との間で交わされました
- Spike氏が、WWF中国と中国国家林業局の間の契約式典に参加しました
- 今年の鳥“オオソリハシシギ”が、中国の生息地保護政策 を勝ち取りました/ オオソリハシシギとコオバシギの保護のための中国の予防措置 (ニュージーランド)
- フォンテラ(Fonterra:ニュージーランドの乳業会社)とニュージーランド自然保護局(Department of conservation:DOC)は、オオソリハシシギとコオバシギの保護のための国際的な取組を支援しています (ニュージーランド)
絶滅危惧種
- IUCNの鳥類のレッドリスト2015年版 が発表されました。東アジア・オーストラリア地域に生息する鳥類も数種類ランクアップしました
- オオソリハシシギが、 2015年のニュージーランドの鳥に選ばれました
鳥インフルエンザ作業部会
- 鳥インフルエンザの最新状況がアップデートされました(2015年7月~10月)
海鳥作業部会
- EAAFPの 海鳥作業部会のアップデートです
コウライアイサ特別委員会
- ボート調査のガイドライン (ロシア語)
事務局からの連絡
- Winged Travellersキャンペーンの写真が追加されました
- インチョン市のHaesong高校の生徒が訪問しました (韓国語はこちら)
- Eunjin Yuが新しいインターンとして事務局に入りました
イベントの予定
- 11月7–8日: Wader Quest Wader Conservation World Watch
- 11月9–14日: AEWA MOP6(ドイツ)
- 11月16-21日:東アジア海域会議(ベトナム)
- 11月23-24日:バングラデシュ国内パートナーシップ会議(バングラデシュ)
- 11月25-29日:第8回オーストラリア鳥学会
- 11月26-27日:持続可能なツーリズム +20サミット(スペイン)
- 11月30-12月6日: (1) 第5回北ユーラシアガンカモ・ハクチョウ類研究グループ会議 (2) 第17回IUCN種存続委員会・湿地保全連合 ガン類専門家会議(ロシア)
- その他のイベントは こちら
関連ニュース
鳥の渡り
- 4500羽のツルが韓国に到着しました
- ヘッドスタートプロジェクト続編: ヘラシギに関する更なるニュースです
- 衛星追跡プロジェクトからの報告です (2015年10月:グローバルフライウェイネットワーク)
- 渡り鳥が夏休みにアラスカからオーストラリア・アデレードまで旅行をしています
- 翼の生えた友達は、自分の好きな気候の場所に飛んでいきます(上海日報)
保全の取組
- 東アジア・オーストラリア地域フライウェイを通して、ベーリング海で標識されたハマシギの観察記録を集めています
- 開発による水鳥への影響についての報告を集めています(WWFジャパン)
- バングラデシュSonadia Island [EAAF103]における、生息地の管理と危機的な水鳥の保全計画
- 海鳥の混穫を減少させる新しい器具について、ウェブサイトで啓蒙しています
- アホウドリやミズナギドリへの保全に関する協定- “太平洋のミズナギドリ類が危ない”(日本語記事:バードライフ)
渡り性水鳥への脅威
普及啓発活動
- ‘フライウェイからの物語(Tales from Flayway)’ の紙芝居が姉妹湿地での共同取組として実施されました
- アデレードフライウェイフェスティバルが”Winged Travellersキャンペーン”を主催しました
- 申請募集中:2016年保活動リーダーシッププログラムチーム賞
- クロツラヘラサギがつなぐ韓国と日本の交流
- 素晴らしい野鳥を守る“塗り絵”
- ムーク(Massive Open Online Course:MOOC)で海洋ごみについての無料学習コースができました
資料類
- 2015年10月新着論文
- 出版物: 東大西洋フライウェイにおける沿岸性水鳥個体群のモニタリング手法(Juddit氏のコメントを参照)
- オーストラリア・クイーンズランド州政府の“シギ・チドリ類と湿地のページ”がアップデートされました
- ウェットランド・リンク・インターナショナルの機関誌2015年9月号がでました
- 北極海の眠れない冬が明らかになりました
- アイ・オン・アース(Eye on Earth)の報告書で、健康な海と持続可能な開発目標の達成の連携が強調されています
■他言語のニュース
韓国
- 우리 갯벌 ‘바닷새의 생태계 보고’로 밝혀져
- 인천 해송고 학생들 G타워 방문 (Haesong high school students visit)
- 일제 강점 후 서울면적 3배의 갯벌이 간척·매립으로 사라져 (Since the early 1910’s the area of reclaimed tidal flats in South Korea amounts to three times the size of Seoul)
日本
- 国内発信ツールとしてEAAFPニュースレター が活用されています
- 「春が来た!」マラソンバードたちの旅
- どんな姿をしている? 渡り鳥たちの「色」に注目
- ようこそ鹿島へ!アジアのともだちクロツラヘラサギ
中国
- 保尔森基金会与中方合作伙伴召开 “中国滨海湿地保护管理战略研究项目”成果发布会 (Blueprint of Coastal Wetland Conservation and Management in China)
これまでのニュースレターはこちら