「DataZone(データゾーン)」をリニューアル公開
バードライフ・インターナショナルは、2025年4月9日にリニューアルされた「DataZone(データゾーン)」を公開しました。この新しいプラットフォームでは、すべての人々が世界中の鳥や自然に関する最新の科学データを簡単に見ることができます。
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DataZoneの主な特徴
- 統合データベース:11,000種以上の鳥類と13,500以上の重要な保全地域に関する情報を網羅。
- 脅威と解決策:絶滅危惧種の最新評価や保全状況、鳥類が直面する主な脅威と、それに対する科学的な解決策を掲載。
- フライウェイ:8つの陸上および6つの海洋フライウェイにまたがる渡り鳥の移動ルートと、それに伴う保全上の課題を可視化。
- 国別インサイト:250の国と地域における生物多様性の重要性、脅威、保全の進捗状況をまとめた情報を提供。
- データエクスプローラー:種別や地域別に整理されたファクトシートの閲覧・検索が可能。データのダウンロード機能により、オフラインでも利用可能。
この新しいDataZoneは、鳥類および生物多様性保全に関する科学的根拠を広く共有し、効果的な保全行動を後押しするための重要なツールです。
特に、気候変動や生物多様性の危機が世界的に深刻化するなか、このような質の高いデータへのアクセスはますます重要となっています。
DataZoneの詳細はこちら:https://datazone.birdlife.org/
このリニューアルは、Aage V. Jensen Charity FoundationとGarfield Weston Foundationの寛大な支援によって実現しました。バードライフ・インターナショナルは、今後も科学的根拠に基づいた保全活動を推進してまいります。
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なお、DataZoneに収録されているデータセットは、バードライフ・インターナショナルの世界最先端の科学研究を支える中核的な要素です。
学術データベース「Scholar GPS」によれば、当団体は英国における「保全生物学」分野で最も優れた非学術機関として第1位に、また世界全体でも第3位にランク付けされています。(科学論文の実績に基づく評価)
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原文:Introducing BirdLife’s new DataZone! – BirdLife International
(本文を一部編集しました)