ヘラシギ保護の最前線をお届けします!
世界に数百羽しか残っていないヘラシギを保護するため、EAAFPでは、ヘラシギ特別委員会を設立し、ヘラシギの国際的な保護に取り組んでいます。
このヘラシギ特別委員会の活動を紹介するニュースレターが年1~2回発行されています。皆様にヘラシギの保全活動をぜひとも知っていただきたい!という思いから、漫湖水鳥・湿地センターの富田さんに、ニュースレターの目次和訳を送付していただきました!
(簡単な紹介文もつけてもらっています、ありがとうございます!)
・EAAFPヘラシギ特別委員会のページ
※ニュースレターは真ん中くらいにあります
・ニュースレター17号(原文)
ニュースレター17号には、ミャンマーの話題が満載です。衛星発信機による追跡結果も掲載されています。
目次和訳で気になる記事が見つかりましたら、ぜひとも原文にも目を通してみてください。ヘラシギ保護の最前線に、触れてみてください!
■ ニュースレター17号の目次和訳
- 編集者による序文(Christoph Zöckler さん)
- ミャンマー・モン州自然資源・環境保全省大臣Min Kyi Win氏の論説
(ヘラシギの最大の越冬地であるモッタマ湾の保護区設定と湿地管理、ラムサール条約登録に向けて)
- ミャンマーのモーラミャンで開催された国家ヘラシギ行動計画のワークショップ
(モン州政府によるモッタマ湾北部湿地のラムサール条約登録に向けた取り組みについて)
- ミャンマーのモーラミャンで開催された第11回ヘラシギタスクフォースミーティング
(ミャンマーの国家ヘラシギ行動計画、モッタマ湾のラムサール条約登録と保護の強化について)
- モッタマ湾の調査 (2017年1月に実施された調査の様子について)
- ミャンマーのタニンダーリ地方域で発見された新たな越冬地
(ミャンマー南部タニンダーリ地方域のBokpyin運河河口で2羽のヘラシギが記録された。越冬期の記録としては最も南である)
- 中国の江蘇省における中国-ロシアのミーティングと野外調査
(中国-ロシア共同調査が実施され118羽のヘラシギが記録された)
- 中国南部のヘラシギ
(中国南部で越冬するヘラシギの調査について)
- 衛星発信機を装着したヘラシギの結果
(衛星発信機をヘラシギに装着し追跡するプロジェクトについて、実施された経緯、安全性の確認、追跡の状況について解説されている。衛星発信機を装着した個体にはそれぞれET、CT、HUのフラッグが装着されている)
- 中国は渤海と黄海の重要地域を世界遺産暫定リストに追加する
(渤海及び黄海の計14地域が世界遺産暫定リストに登録された)
- ロシアのカムチャッカ半島で2016年夏に実施されたシギ・チドリ類の調査
(カムチャッカ半島のVorovskaya River Lagoonで調査が実施された)
- ヘラシギの守り人:Pyae Phyo Aungさん(ミャンマー)
- ヘラシギの守り人:Saw Mosesさん(ミャンマー)
- 地球上には何羽のヘラシギがいるのか。
(タスクフォースミーティングでヘラシギの総個体数について議論された。総個体数の推定値は評価を行う対象によって異なる。越冬地を対象とした評価では100-120つがい、主要な中継地におけるフラッグの再目撃を対象とした評価では220つがい、繁殖地を対象とした評価では55-90つがいと推定される)
- アメリカからの二つの新たな寄付
(International Conservation Found CanadaとBird Conservation Foundから寄付が寄せられた)
原文は、ニュースレター17号から確認できますので、興味ある記事のところまで行ってみてください。
■ ヘラシギ保護の募金
バードライフでは、ヘラシギ保護に向けた募金も行っています。
皆様のご協力、よろしくお願いいたします。