アジア地域を対象としたIBAワークショップが開かれました

ワークショップには、世界のIBA情報をまとめている、イギリスのバードライフ本部からも職員が参加しました。

 

IBA(Important Bird Areas)とは、鳥を指標に生物多様性の高い場所を選定するバードライフ・インターナショナルの主要な活動で、世界100ヶ国以上の自然保護団体と共同で取り組んでいます。日本では、バードライフとパートナーシップを結ぶ日本野鳥の会がIBAの選定とモニタリングを行っており、167ヵ所がIBAに選ばれています。アジア全域では2,346ヵ所、そして世界では10,324ヵ所がIBAとして選出されています。IBAは世界共通の基準で選定されることから、世界規模での比較が可能となり、生態系の豊かさをはかる優れた手法として認められています。

 

9月23日から3日間、バードライフはタイのバンコクでアジア地域を対象としたIBAのワークショップを開催しました。日本をはじめ、フィリピン、ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシア、インド、ネパール等のIBA事業に取り組むアジア各国のパートナー団体が集まり、各国のIBAの最新情報が報告されるとともに、IBAの選定基準の見直しやモニタリング手法、さらにデータベース化について意見交換が行われました。この様に、各国が共同でIBA事業に取り組むことで、国を超えた規模で、保全や持続的な管理を促進することが期待されます。

 

日本のIBAを紹介する葉山政治氏(日本野鳥の会)。ワークショップには、世界のIBA情報をまとめている、イギリスのバードライフ本部からも職員が参加しました。

 

IBAワークショップにて、日本野鳥の会が作成した日本のIBAの地図を見入るタイの参加者。

 

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