インタラクティブ・マップ:世界で最も危機にある鳥の楽園を調べよう

フライング・フィシュ・コーブはオーストラリアのクリスマス島の首都かつ「危機にあるIBA」の一つ

バードライフ・パートナーシップが収集した最新データから、鳥の保全にとって世界的に重要な240以上のエリアが永久に失われる危機にあることが判明しました。「危機にあるIBA」のストーリー・マップを使って最も危機にある地域を調べ、直面する脅威について知ってください。

地球上のすべての草原や森を救うことは不可能かもしれませんが、世界の絶滅危惧種の鳥の保全に極めて重要な場所を示し、10,000種以上の鳥の未来を守ることなら可能かも知れません。

それこそ、バードライフのIBA(鳥を指標とする重要生息環境)プログラムのコンセプトであり、1970年代以降鳥にとって最も重要なサイトを特定し記述し続けてきた理由です。現在IBAのリストは陸と海の両方で13,000ヶ所を超えるに至っています。これらのサイトを守れば世界の鳥を長期にわたって絶滅から守ることが出来ます。その開始以来、IBAのリストは国の優先事項を定め、数百カ所のサイトを保護区に指定するのに活用されてきました。けれども残念ながら多くのIBAが現在深刻な危機にあります。

「危機にあるIBA」には、何らかの行動が行われなければすぐにでも失われるようなIBAが指定されます。2013年以降、バードライフは地元保全グループ、ボランティア、専門家などから集めた情報をもとに「危機にあるIBA」のリストを公開してきました。最新の更新版では241ヶ所のIBAが消失の危機にあるとされています。

IBAの最大の脅威はダムと水管理です。世界中の「危機にあるIBA」のうち約5分の1にあたる47ヶ所がダム建設その他の水管理の影響を受けています。農業開発は39ヶ所のIBAに、密猟は23ヶ所のIBAに影響を及ぼしています。

脅威への対応とIBAの保全については、バードライフは最近大きな成功を収めました。例えばこの3月には、コフラミンゴの繁殖地として有名なナトロン湖において、ソーダ灰採掘計画を放棄するという声明がタンザニア政府より出されました。

フラミンゴと言えば、まだ多くの脅威があるものの、アルゼンチンのマル・チキータ湖がアヴェス・アルヘンティナス(同国のバードライフ・パートナー)の粘り強い活動により、国立公園となる見込みです。また、バードライフ・オーストラリア(オーストラリアのバードライフ・パートナー)は会員や他の人々と協力して、同国内の最も危機にあるIBAを守るためのキャンペーンを行っています。その中には採掘の脅威を受けているクリスマス島や沿岸開発の圧力を受けているモートン湾が含まれます。

残念ながらある地域を保護区にするだけでは必ずしも安全が保証されるわけではありません。241ヶ所の危機にあるIBAのうち、半分以上の137ヶ所は少なくとも部分的には保護区としてカバーされており、その中には59ヶ所のラムサール・サイトが含まれています。スペインのドニャーナ、米国のエヴァーグレーズ、ドミニカ共和国のシエラ・デ・バオルコなどのサイトは、危機にあるIBAのリストが作られた当初からリストアップされていますが、数年間は問題がなかったもののリストに復帰してしまった場所もあります。そのような例としてはケニアのタナ川デルタがあります。この場所はネーチャー・ケニア(同国のパートナー)、RSPB(英国のパートナー)などの何年もの必死の努力によって改善されました。けれども、ケニア政府がこの場所で農地開発を行うという発表したことから、再度危機にあるIBAのリストに載ることになってしまったのです。

危機にあるIBAのリストとこれらの保全のためにバードライフが行っている活動についてはBirdLife Data Zoneで、ケーススタディを伴うインタラクティブ・マップはIBAs in Danger Story Mapでご覧になることが出来ます。

 

報告者: Margaret Sessa

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