ネーチャー・ケニアがタイタイロムシクイを絶滅から守るためのアピールを開始
タイタイロムシクイの運命は皆様の手の中にあります!
タイタイロムシクイは世界で最も希少な鳥の一種で、ケニア南部のタイタ丘陵の頂上付近の断片的な森林にのみ生息しています。僅か500ヘクタールの狭い区域に生息していることからIUCNのレッド・リストでは絶滅危惧ⅠA類とされています。タイタイロムシクイの小さな個体群は更に極めて小さなサブ個体群に分かれており、それぞれは僅か100~150羽で構成されています。本種の未来はいかに速やかに現在の生息地を再生、拡大、保全できるかにかかっています。そのための活動には土地の購入かリース、劣化したエリアの積極的な復元、そしてこの特別な種を守るための地元住民の関わりなどが含まれます。
ネーチャー・ケニア(ケニアのパートナー)はタイタ丘陵のVuriaピークの西側に位置する個人所有の小さな森林6.28ヘクタールをリース契約で借り受けました。この小さな森林はタイタイロムシクイの世界の個体数の6%を守るでしょう。このリース資金はワールド・ランド・トラスト、RSPBおよびアフリカ・バード・クラブが引き受けました。
それに加えてネーチャー・ケニアは地元のコミュニティと共同で115ヘクタールの劣化したVuriaコミュニティ森林の再生を計画しています。ここはMsidunyiに隣接する場所で、Taita-Taveta郡の政府により地元の人たちに委託されています。ネーチャー・ケニアはタイタイロムシクイが永久に生き残るために、その生息地を確保するための個人所有地の購入またはリースを更に進めようとしています。
このために必要な資金は約111,000米ドルです。これは大きな金額ですが、一人一人が出来るだけを寄付すればそれが彼らのゴールへの到達を助けるのです。
報告者: Obaka Torto
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