ゴロンタロ通信(JICA草の根事業) 2023年9月

2021年11月から、3年間ブルーン・インドネシアと共にインドネシア・ゴロンタロ州の森林周辺に住む農家の所得安定化に向けた活動を実施しています。もうすぐ、2年目が終わろうとしています。

ブルーン・インドネシアのスタッフPipinを中心に、育成した6村12名のインストラクターと共に、6村の他の農家さん約150名の研修を今年の2月頃実施しました。今回のレポートでは、その後の現地の様子を報告したいと思います。

2023年5月末、今後各村で有機肥料を作る工程で必要な機械を自分たちで作ったり、メンテナンスしたりできるようにするための研修を開催しました。

十数万円かかる部品を自分達で調達するためには、自治体からの援助も活用しなければなりません。しかし、参加者達は、機械の部品集めや組み立て方を真剣に学び、本研修により機械を持続的に村で動かせる土台を築くことができました。

6月初めからは、各村の圃場で使う有機肥料を皆で作りました。この活動は非常に重要です。これまで化学肥料から有機肥料に移行しなかったのは、一人では手間がかかることが大きな理由でした。しかし、この活動を通して、仲間と一緒に実施すれば負担が軽減され、コストも抑えられることを知ってもらえました。

雨季があけた村では、7月頃から共同圃場の土を整え、種まきが始まりました。今はまだ2村でしか実施できていませんが、早く他の村でもこの活動ができるよう祈る日々です。

あと一年強、ブルーン・インドネシア、各村の指導員や農家と力を合わせて、持続可能な農業を進めていく力をつけていきたいと思います。応援をよろしくお願いいたします。

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