ゴロンタロ通信(JICA草の根事業)2022年11月

2021年11月からインドネシアと共に始めた、インドネシア・ゴロンタロ州の森林周辺に住む農家の所得安定化に向けた活動も、開始から一年が経ちました。

今回のレポートでは、ブルーン・インドネシアのスタッフが主体となり実施している、6村12名のインストラクターの育成研修の様子をご報告します。

インストラクター候補者達は、インストラクターとして必要な基礎的なテクニックや知識に関する研修を前四半期で終えました。現在は、実際に自分達の村の他の農家さんたちに普及させる内容について、研修を受けています。この3か月間で実施されたのは、森林保全の重要性と持続可能な農業に関する研修です。

候補者達は、実験で植物が二酸化炭素を酸素に替える仕組みを観察したり、土壌成分を測定する方法を学び、自分達の農地で何を栽培すべきかなどを検討したりしました。私達は、地域住民が、こうした新しい目線から自分達の森や農地をみることで、持続可能な農業が地域に普及するきっかけになればと考えています。

今は雨季が始まり、思う様に研修が進まない日々を過ごしているようですが、農作業の合間に参加してくれているインストラクターのためにも、現地ブルーン・インドネシアのスタッフと一緒に新しい内容の研修を提供していきたいと思っています。

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