追悼:EAAFP CEO Lew Young博士

© Ramsar

情熱的な自然保護活動家だった 故 Lew Young博士の活動は、アジアの自然保護と湿地の管理強化に多大な貢献を果たしました。

バードライフは、東アジア・オーストラリア・フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)のCEO Lew Young博士急逝の報に、悲しみに暮れています。博士は2019年3月5日、EAAFPの代表として黄海の保全を進展させるための出張中、北京において亡くなられました。享年60歳でした。

情熱的な自然保護活動家の博士は、そのキャリアをアジアの湿地と水鳥の保護に捧げました。彼はおよそ20年にわたりWWF香港において香港特別行政区のマイポ自然保護区の管理を行って来ました。マイポは、この地域の代表的な湿地保護区の一つです。そこで彼は湿地管理の最善の方法を策定し、学生や他のビジターへの教育プログラムを創る活動を支援しました。またアジア全体の湿地教育センター間の協力を促進するための「ウェットランド・リンク・インターナショナル-アジア」の設立にも寄与しました。

2008年 Lew Young博士は、ラムサール事務局のアジア・オセアニア上級地域アドバイザーに任命され、アジア33カ国における効率的な保全活動の実施を支援しました。そして、EAAFPのCEOとして東南アジアの渡り鳥ニシハイイロペリカンとインド-ビルマの湿地に関する課題を進展させるために貢献しました。

バードライフ・チームのメンバーにとって博士は、愛すべき仲間であり、我慢強く、思いやりがあり、絶妙なユーモアのセンスの持ち主だと言われていました。アジア部門の主任アドバイザーで代表のJonathan Eames OBEは、何年も前にベトナムのスアントゥイ国立公園で博士をもてなした時のことを回想しました。博士は、ベトナムの漁師が使う一人乗りの小型のカヌーに乗って大喜びしたそうです。その後Eamesが博士を訪れた時には、博士はベトナム航空に手荷物としてカヌーを持ち込み、Eamesを驚かせました。

Lew Young博士は、アジアにおける渡り鳥保護の世界の主導的な保護活動家で、バードライフ・ファミリーの敬愛する友人でした。バードライフは、彼の家族と友人に心からお悔やみを申し上げます。

報告者:Shannon Anstee

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