環境保全活動の成果を測る(PRISM)

PRISM(Practical methods for evaluating the outcomes & Impacts of Small–Medium sized conservation projects)は、バードライフやIUCNなど、9つの国際環境保全団体によって共同開発された、中小規模の環境保全活動の成果及び影響を評価するためのツールキットです。PRISMの活用により、環境活動の好循環をつくることを目指しています。

詳細は、以下をご参照下さい。

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prism

 

❋この事業は2017年、トヨタ自動車株式会社等から支援を受けて、バードライフ・インターナショナルがCCI (Cambridge Conservation Initiative) の協力を得て開発しました。

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PRISM評価事例 (1)タイにおけるシギ・チドリ類のための塩田管理
タイ内湾の放棄塩田をシギ・チドリ類の生息地として復元するプロジェクトの成果と影響を評価しました。活動地は、絶滅危惧種IA類であるヘラシギなど数千羽の渡り鳥が毎冬飛来する重要な渡りの中継地の一部となっています。
※ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの

PRISM評価事例 (2)インドネシア・フローレス島における地域住民の生計向上と能力形成
インドネシア・フローレス島西部に残された森林とそこに生息する絶滅危惧種を保全するため、地域住民による持続可能な土地利用管理を実現するプログラムの成果と影響を評価しました。
プログラムでは、アグロフォレストリーにより生産されたキャンドルナッツの取引を行う協同組合の能力を向上させることで、地域住民の生計向上を図りました。

PRISM評価事例 (3)ベトナム中部地域における森林保全
ベトナム中部の重要な森林の保全・復元するプロジェクトの成果と影響を評価しました。
プログラムでは、まず地域住民に10年間の森林保全契約への参加を奨励しました。参加住民には、森林伐採をやめる代わりに、1世帯あたり1ヘクタールの土地に持続可能な非木材林産物であるラタンを栽培する権利を与え、ラタンの苗木を植えるための資金が提供されました。