フライウェイ平成26年度の活動
バードライフ・インターナショナル東京は、「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)」に国際NGOの一員として参加し、渡り鳥の保全活動を推進しています。平成26年度は、環境省より以下2つの事業を請け負い、国内外のフライウェイ・ネットワーク活性化のための活動を行いました。
◆ EAAFPについてはこちら
平成26年度東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ事業推進検討業務
(1) 国内ネットワークへの普及啓発
「伊豆沼・内沼」及び「野付半島・野付湾」の2サイトが新たにフライウェイ・ネットワークに参加し、日本国内の登録サイトは合計で32となりました。
◆ 伊豆沼・内沼
◆ 野付半島・野付湾
◆ 環境省報道発表
(2) 2国内のネットワーク参加地に係るリーフレットの作成
国内のネットワーク参加地の認知度を高め、普及啓発を推進するため、国内32ヶ所の全参加地を紹介するリーフレットを日本語版及び英語版で作成しました。
フライウェイ参加地紹介リーフレット 日本語版 / 英語版
(3) シギ・チドリ類のネットワーク参加地交流会の開催
日本のネットワーク参加地のうち、シギ・チドリ類サイトの自治体を対象に、全国シギ・チドリ類ネットワーク交流会を2014年9月に佐賀県鹿島市で実施しました。この交流会は、各サイトにおける取組や課題を共有し、各サイトでの普及啓発等の取組に活用していただくことを目的に開催されました。
ネットワーク参加地の一つである佐賀県鹿島市・鹿島新籠海岸の視察の様子
平成26年度東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ第8回パートナー会議運営支援等委託業務
EAAFPは2006年の発足以来、パートナー会議が1年から1年半おきに開催されています。2015年は第8回会合(以下MOP8)が、1月16日から21日にかけて、北海道釧路市において開催されました。本業務では、MOP8の開催・運営支援および、会議の議題に関する情報収集等を行いました。
特に、会議の中での特別セッションとして、「風力発電施設へのバードストライクの防止に係る情報共有及び意見交換」を設け、ヨーロッパから関連する専門家を招聘し、ヨーロッパの取組事例を中心に情報交換及び議論を行いました。
特別セッションで講演するリチャード・グリメット氏(バードライフ・インターナショナル 自然保護部門統括ディレクター)
MOP8に関する環境省の報道発表はこちら
EAAFPのMOP8に関する情報はこちら