トヨタ: レッドリスト対象種保護のための車両提供プログラム

背景

保全活動では、アクセスが非常に悪い場所まで出向かなければならないことがあります。車でしか行けないような場所もしばしばで、さらに舗装されていない悪路も多く、信頼できるSUV車が必要になります。しかしながら、こうした車両は一般的に価格も高く、財政基盤の弱い地域団体には手が出ないことがあります。

活動概要

バードライフとトヨタ自動車株式会社は、2016年に日本企業初のグローバル・ビジネス・パートナーシップを結び、包括的な環境保全活動を進めていきます。本プロジェクトでは、バードライフ・パートナーの中でもとくに緊急性の高い団体に、トヨタ自動車株式会社より車両を提供していただき、より効率的かつ効果的な保全活動の実施を支援します。とくに、レッドリストに掲載されている絶滅危惧種やその生息地の保全に役立てます。2016年から5年間に渡り、合計10台の車両が10カ国のバードライフ・パートナーに寄贈される予定です。

これまでの提供先

2016年
メキシコ(Pronatura Sur A.C.)

Pronatura Surはメキシコのバードライフ・パートナーであるPronaturaグループの1団体で、主にメキシコ南部(ゲレロ州、オアハカ州、チアパス州)で活動しています。メキシコ南部は南北アメリカ大陸を縦断する渡り鳥の重要な中継地であり、数多くのIBA(Important Bird Area)もあります。寄贈された車両は、メキシコ南部に生息する絶滅危惧種やその生息地の保全活動に使用されます。この地域には、絶滅危惧ⅠA類のミジカツノユウジョハチドリや、絶滅危惧ⅠB類のツノシャクケイ、キホオアメリカムシクイ、ミズイロフウキンチョウなどが生息しています。

 

南アフリカ

BirdLife South Africaは、南アフリカのバードライフ・パートナーです。寄贈された車両は、主に「西ケープ地域保全プログラム」で使用され、モニタリングや調査、絶滅危惧種やその生息地の保全活動に使用されます。この地域には、23のIBAがあり、絶滅危惧ⅠB類のケープシロエリハゲワシ、ナンアチュウノガン、ケープペンギンの他、多くの絶滅危惧種が生息しています。