ミゾゴイの生態については、詳しいことは不明とされてきましたが、最近の調査・研究により、その一面が明らかになってきました。
- ・例えば、英名はJapanese Night Heron(夜行性のサギ)で、これまで夜行性の鳥とされてきましたが、昼行性(昼間に活動する)の鳥であることが明らかになりました。
- ・ミゾゴイは夜間にさえずりますが、これはカラスやタカ類など天敵からの攻撃を避けるためと考えられます。
渡来の直後からつがいが形成されるまでの夜間に短期・集中的にさえずることがわかってきました。 - ・普段は、人目につかない薄暗い林や竹林内で餌を捕っていますが、果樹園、神社の境内、草地、民家の庭先など、人間の生活環境を利用して暮らしていることもわかってきました。
▶ミゾゴイ保全活動:野外調査報告書(PDF)
(調査期間:2010年1月~6月、調査場所:東京都あきる野市日の出町、調査者:バードライフ・アジア)
※写真は活動対象期間以外のものが含まれています。