2015年度自然保護リーダーシップ・プログラム賞

今年の資金支援を行うプロジェクトの一つにインドでの人と絶滅危惧種オオハゲコウの共存推進が選ばれました。
写真提供: Rathin Barman

30回記念の年を迎えた今年、‘自然保護リーダーシップ・プログラム(CLP)’が2015年度自然保護チーム賞の受賞者を発表しました。総額300,480米ドルに相当する22の受賞対象には19の‘未来の自然保護活動家賞’、2つの‘自然保護追跡賞’、1つの‘自然保護リーダーシップ賞’が含まれています。

この賞のニュースを聞いてすぐに、インドの受賞者Purnima Devi Barmanは「私の人生でこれほど素晴らしいニュースは聞いたことがありません。このリーダーシップ・プロジェクトを通じて私たちの将来の活動を支えてくれる皆様と全てのCLPチームに感謝します。」と手紙に書きました。

Purnimaのプロジェクトはインドにおける人と絶滅危惧種オオハゲコウの共存を推進することに焦点を当てています。このプロジェクトとしては3度目の受賞で、今回は‘自然保護リーダーシップ賞’を受賞しました。

「これは自然保護を合言葉に複雑な社会的障壁を打ち破った素晴らしいCLPプロジェクトです。この奇態な鳥オオハゲコウに与えられた敬意はこのチームがコミュニティのあらゆる所でいかに効率的に活動したかの証です。」と自然保護リーダーシップ・プログラムのマネージャーKiragu Mwangiは言いました。

全ての受賞者にお祝いを申し上げます。各チームから1名が今年の後半にカナダで行われるCLP国際訓練コースに招待されます。この2週間のコースは世界中からの保護活動家にとって最優先のトピックのある訓練を受け、また仲間同士のネットワークを築くまたとない機会です。CLP賞の受賞はチームにCLP同窓会(過去にCLPを受賞したチーム)のネットワークへのアクセスが認められ、それにより資金獲得、訓練、学習に関する情報交換の機会が提供されます。

CLP(自然保護リーダーシップ・プログラム)はバードライフ、ファウナ&フローラ・インターナショナル、野生生物保護協会の特別なパートナーシップです。CLPの使命は、キャパシティが限られている現場で活動する若い自然保護活動家のリーダーシップ能力を構築することにより、優先度の高い保護問題に取り組むために、生物多様性保全を世界的に進めることにあります。

(報告者: マーチン・フォーリー)

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