絶滅危惧ⅠA類のインコの新しい個体群がブラジル北東部で発見された

ブラジル北東部セアラ―州の若手自然保護活動家のチームがハイムネインコ(和名仮称: Grey-breasted Parakeet)5羽の小個体群を発見しました。個体数が世界中で200羽以下のこのインコの全てがセアラ―州に生き残っていることが知られています。バードライフによるIUCNレッドブックで絶滅危惧ⅠA類にリストされているこの鳥は、ペットとしての売買や生息地の破壊により差し迫った危機に直面しています。今回発見されたのは以前生存が知られていた15羽の個体群の三番目の残存群で、他の2群もセアラ―州のBaturité平原とQuixadá平原に生息しています。

ブラジルのNGOアクアシスで働いているこのチームは、2012年度の‘未来の自然保護活動家’表彰を受け‘保護リーダーシップ・プログラム(CLP)’の助成金を得ました。CLPの提供資金により、チームはハイムネインコの新個体群の発見と本種の生息地に関する知識の向上を目的とする幾つかの調査旅行を行うことが出来ました。

「去年私たちはCLPの資金支援によるプロジェクトの一環として人里離れた山に本種が居ることを示唆する証拠を見つけましたが、この発見を確認し文書に記載するのは今年の3月になってしまいました。」とプロジェクト・リーダーのFabio Nunesは言いました。「この発見はアクアシスとそのパートナーによるこれまでの保護活動に新たな希望を加えるでしょう。」

通常、ハイムネインコは熱帯林に住み、木の洞に営巣します。しかし今回の5羽は地元でカアティンガと呼ばれる乾燥した草本帯の上にそびえる岩山の頂上付近の小さな洞穴の中の巣で見つかりました。

新個体群発見のニュースは素晴らしいのですが、ハイムネインコは苦しい戦いを強いられています。非常に長い間隔絶されていたために、新個体群の遺伝子構成は他の個体群と一緒にするのは問題があり危険だと思われるほど異なっている可能性があるのです。

チームは今ハイムネインコが生き伸びるためにこの発見の重要性を強調する科学論文を執筆中です。今後の保護活動は、環境教育に焦点を当て、アクアシスに主導され、CLPやバードライフおよび他の資金提供者に主導される種と生息地の保護活動に向けられるでしょう。

アクアシスはバードライフの主催する‘種の保護者’プロジェクトでアラリペマイコドリ(和名仮称: Araripe Manakin)も対象としており、バードライフの‘絶滅阻止プログラム’を通してサー・デービッド・アッテンボローの支援を受けて来ました。

(報告者:マーチン・フォーリー)

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