トキが大公のご来駕を受けた

モナコ大公アルベールⅡ世殿下はホオアカトキの‘種の保護者’
(バードライフが行っている特定の種の保護者を募るキャンペーン)です。
写真提供:Jean-Paul Tilly; worldsrarestbirds.com

モナコ大公アルベールⅡ世殿下が先頃野生のホオアカトキの最大個体群の生息地であるモロッコのSouss Massa国立公園を訪問されました。

SEO/BirdLife(スペインのパートナー)とGREPOM(モロッコのパートナー)の代表や同国立公園の主要スタッフが随行し、殿下はこの絶滅危惧ⅠA類の鳥が現在繁殖を行っているコロニーのある崖を訪れました。殿下はご自身の目でプロジェクトの成功をご覧になられ、プロジェクトのスタッフは過去4年間にわたる殿下の基金(モナコ大公アルベールⅡ世基金)によるプロジェクトへの支援に感謝しました。

「私はバードライフによるこの象徴的な絶滅危惧種の保護活動を支援することを喜びとしており、ホオアカトキの‘種の保護者’であることを誇りに思います。」と殿下は述べられました。

昨年、Souss-Massa国立公園と近隣のタムリのホオアカトキのコロニーでは記録を取り始めて以来2番目に好成績の繁殖シーズンを終えました。Souss-Massa国立公園のコロニーでは148羽が巣立ちし、繁殖シーズンの末には総個体数が443羽になりました。

このご訪問の間に殿下の基金は今後もこのプロジェクトを継続することを表明し、特に、アガディール(モロッコ南西部の都市)を囲む遠隔地でのエコツーリズムの開発を支援することへの関心を表明されました。

バードライフ、SEO、GREPOMはモナコ大公アルベールⅡ世基金によるこのプロジェクトへの継続的で手厚い支援に改めて感謝をする次第です。

(報告者:クレア・トムプソン)

 

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