アジアの「Forests of Hope」を覗いてみましょう

ヒマラヤ山脈東部、北東インドの丘陵地帯、ベトナムのアンナン山脈に生息するナナミゾサイチョウ

ほとんどの人は退職すると余暇の生活に向かいますが、Bjorn Olesenは違います。彼は退職後、プロの自然保護写真家になりました。ごく最近、彼は新しい書籍「アジアの野生生物:「希望の森」への旅」(Amazonで購入可)出版のために、妻のFanny Laiと一緒に8カ国、8つの森を旅しました。Bjornはこのプロジェクトがどのようなものか、そしてなぜ自然保護写真撮影が大切なのかを語っています。

 

 

Olesenは彼の人生後期における転職について語る際、「写真撮影は私の人生を通して、大切な趣味でした。」と言いました。また、「父が写真家だったのでそれが間違いなく理由の一部で、写真は常に興味の対象でした。退職した時、人生で初めて本当に外に出て楽しむ時間が持てました。それ以後、写真撮影に従事しています。」とも語っています。

 

 

Olesenは早い時期から、自然保護写真に焦点を絞ることを決めました。「自分のすることに目的を持つのは良いことだと思います。妻のFannyと私にはやることが多かったので、私たちは割り当てを決め、それをあるNGOに提供しています。この目的を持つことが、写真家としての生活により多くの意味を与えてくれています。」

 

 

短期間に8カ国で写真撮影をすることに不安があり、「始める前は全ての仕事が非常に心配でした。場所についてもあまり良く知りませんでしたし、それぞれの場所でどのような支援が得られるかも分からなかったからです。しかし各パートナー団体から助けを得ることができ、支援についてあまり心配しなくなりました。」と、Olesenは話しています。

 

 

Olesenによれば撮影時には何度も特別な瞬間がありましたが、特に忘れられない一瞬があります。「ネパールのバーディア国立公園で、ゾウの撮影が出来ないかと川の方へ下って行きました。15分ほどのうちにゾウの群が現れ、たくさんの良い写真を撮りました。それから10分すると別の群が到着し、最初の群と合流しました。さらに30分後にもう一群が現れ、その時点で多分40‐50頭になりました。私たちのガイドは同時にこれほど多くのゾウを見たことがないと言いました。私たちはこの国立公園に生息するゾウの半分を見ていたのです。」

 

 

Olesenによると、絶滅危惧IA類のオナガサイチョウの写真を撮るのは難しいことが分かりました。「私たちは巣をかく乱したくはありませんでした。そのためかなり遠くから写真を撮らなければなりませんでした。ちゃんとした画像を撮るために4日間写真を撮りました。全体として写真の質は良好でしたが、撮影時は設定が合っていることを願うだけです。」

 

 

この旅行で良かったのは、地域や種が保全されているのを見られたことです。「保護区内の保全は概して思っていたよりも良好でした。」とOlesenは言いました。

 

 

「ただし、まだ自然保護の課題は残っています。」とOlesenは認めました。「ベトナムのケ・ヌオック・チョンを例に取りましょう。罠を置く密猟者が大勢いて常に戦わなければなりません。けれどもこれは容易になりつつありました。インドネシアのハラパン熱帯雨林では森林の外側への侵入という問題が多数ありました。」

 

 

これらのエリアでOlesenと妻のFunnyが費やせる時間に限りがあったことが課題になりました。「私たちが全てのパートナーに強くお願いしたのは、各地域で滞在できるのは7-10日しかないので、どこに鳥がいるかを知っている、とっておきの地元ガイドが欲しいということでした。時間が貴重だったのです。」

 

 

しかし、時間が短いことで良いこともありました。「1年間でこれら全ての場所を訪れることができ、とてもワクワクしました。これほど多くの異なる絶滅危惧種や固有種を見るチャンスを得ることは、ほとんどの人が経験できない夢のようなことです。」

 

 

全体としてOlesenはこの本が、環境保全のために行われている全ての積極的な活動を人々が知る助けになることを望んでいます。「たびたび新聞で自然保護について聞く時は、悪いニュースばかりです。ですから私たちはアジアで行われている多くのプログラムの成功事例を人々に伝えたいと思ったのです。私たちは悪いニュースばかりチェックするべきではありません。これらの成功事例もどんどん報告するべきです。」

 

報告者: Margaret Sessa-Hawkins

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