太平洋の害獣に取り組むためのパートナーシップ

太平洋の島を外来種から守るための覚書に署名するバードライフのドン・スチュアート(左)とアイランド・コンサベーションのレイ・ニアス(右)

バードライフ・パシフィックとアイランド・コンサベーションは今週フィジーで太平洋の島々の在来種と生物多様性を外来種から守る助けとなる合意書に署名しました。

ネズミ、野良猫、マングースは多くの外来種の中でもフィジー独特の野生イグアナなど多くの太平洋の島々の鳥や他の野生生物の減少や絶滅の原因になっています。

両NGOはこの役割に対して多くの経験をもたらします。バードライフ・パシフィックはフィジー、ニューカレドニア、フランス領ポリネシアおよびパラオなどの島々から外来捕食動物を根絶することにより、この問題に取り組んできています。一方、アイランド・コンサベーションは世界中の50以上の島からの害獣駆除を完了し、最近その活動を太平洋に広げました。

「これは太平洋の島嶼国にとって良いニュースです。現在多くの種が絶滅に瀕しているこの地域全体の在来種の鳥に脅威となっている外来種に取り組む私たちの力を強化してくれます。」とバードライフ・インターナショナルの地域ディレクターのドン・スチュアートは言いました。

アイランド・コンサベーションの太平洋地域ディレクターのレイ・ニアス博士は「島嶼は世界の陸地の5%を占めるだけですが、世界中の絶滅の80%は島で起きており、絶滅危惧ⅠA類の動物の40%の生息地なのです。ですから外来種の脅威を受けている太平洋の島々の種を絶滅から守るためにバードライフと力を合わせるのは大きな意味があるのです。」と付言しました。

アイランド・コンサベーションはカリフォルニア州に本部を置くNGOで、その活動は世界中の小さな島で外来種を駆除することにより固有の動物を絶滅から守ることに焦点を当てています。

 

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