台湾で海鳥の混獲ワークショップを開催しました

ワークショップでは約60名の参加者が活発に意見交換を行いました。

バードライフでは、年間30万羽とも言われるはえ縄漁による海鳥の混獲を減らすべく、1997年より国際海鳥保全チームを結成し、まぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)や各国政府、漁業従事者と協力して様々な活動を行っています。現在、5つの主要なRFMOの全てが効果的な海鳥の混獲軽減措置(ミティゲーション)を取り入れることを決定していますが、バードライフは、混獲軽減措置が確実に実施されるよう、各国の水産省やRFMOと協力をして海鳥の混獲に関するワークショップを開催しています。

昨年の韓国でのワークショップに続き、今年11月には台湾政府と台湾のバードライフ・パートナー(中華鳥会)と共同で、ワークショップを開催しました。ワークショップでは、台湾のはえ縄漁従事者、国内外の研究者、政府関係者、海鳥の保全従事者の間で活発な意見・情報交換が行われ、今後、関係者が協力をして混獲問題に取り組んでいくことが確認されました。日本からはバードライフの海鳥保全の担当者である佐藤真弓が出席をしたほか、国際水産研究所から3名の研究員が日本の取り組みを紹介しました。

混獲回避措置のデモンストレーション

混獲回避措置のデモンストレーション

 

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