ガラ・ディナーによる主な支援活動 ベトナム

 

ベトナムの森林保全

ベトナム中部には豊かな森林が残されており、絶滅危惧種のコサンケイ(キジの一種)やサオラ(哺乳類)の生息地と考えられています。周辺地域には、少数民族が森林資源を利用しながら生活していますが、人口増加、経済発展などから森林の劣化と減少が進んでいます。バードライフは国際組織2団体とともに、Quang Binh省Khe Nuoc Trongの森林768ヘクタールを30年間借り上げ、継続して保全を行っていきます。2013年のガラで集まった拠出金900万円は、この借り上げ費用に拠出しました。長期的には、保護エリアを1万ヘクタールまで増やすことが目標です。

2014年8月13日には、ベトナム政府と正式に当事業の立ち上げを発表し、着実に準備を進めています。今後は、違法な狩猟や伐採などのパトロールの実施、フィールド調査、適切な保全管理を実施するためのゾーニング、近隣地域の住民や子どもたちに対する啓発活動を行っていく予定です。

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世界のお知らせ(和文

事業のプレスリリース(和文

 

 

ベトナムの森に住む子どもたちへの支援

2012年と2013年のガラ・ディナーで集まった拠出金により、ベトナムの森に住む子どもたちへの支援を行いました。支援地域は、ベトナム中部クアン・チ省の山間部で、住民は森林資源に依存して生活しています。次の世代である子どもたちへの教育を支援し、環境への啓発活動を行うことで、持続的な森林資源の利用を呼び掛けています。バードライフのベトナムにおけるパートナー団体Viet Natureは、近隣地域での森林保全活動、アグロフォレストリーの推進、鳥類の調査、啓発活動等の包括的な森林保全を推進しています。

 

支援活動の紹介