クック諸島の首相が外来種問題と取り組むために太平洋全体での活動を呼びかけ

クック諸島のヘンリー・プナ首相と彼の太平洋諸島フォーラムのメンバーが外来種による広範囲に広がる経済、社会および環境への影響を認識するためのイニシアティブを後押ししました。この支援は今月のフォーラムのリーダーたちの懇親会の時に表明され、その際クック諸島はこの提案を出し、その結果これはフォーラムのコミュニケに加えられました。

ネズミや植物、また病気やカミアリ、タロビートルなどの昆虫が引き続き太平洋の島々に広まっており、島国やテリトリーの経済と生物多様性に大きな脅威を与えています。

プナ首相は環境大臣で環境問題の守護者でもあり、フォーラムに参加したリーダーたちにこの問題に取り組む活動にもっと支援をするよう要請しました。「太平洋諸島の人々は外来種による数えきれないほどの脅威を受けており、それは私たちの食の安全、健康および幸福に大きな影響を与え、また自然遺産に重大な損傷を与えています。」とプナは言います。「外来種は私たちのサンゴ礁や漁場へのリスクに加え、穀物の損失、インフラへのダメージ、森林の劣化、固有鳥類個体群の崩壊など広範囲の問題の原因となっています。」

外来種による世界経済への年間損失は1.3兆米ドル(約104兆円)以上と推定されています。2008年だけで外来種によるニュージーランド経済の損失は27億米ドル(約215億円)以上でした。「太平洋地域事務局、政府、調査機関、NGOおよび地域社会に主導されたこの問題に取り組む活動が現在進んでいます。」とプナは言います。

成功例の一つはラロトンガのタキムツ保護区でのネズミの駆除で、これによりクック諸島の固有種の鳥ラロトンガヒタキを絶滅から救いました。「しかしこの問題はあまりにも深刻ですので、最高レベルの人たちによるより大きな約束が必要です。私はフォーラムのリーダー、政府関係者および資金支援者一様に太平洋の島々と人々のための優先事項として外来種の管理に取り組むために一層の献身的な資源の提供を強く求めます。」とプナは付言しました。

クック諸島のバードライフ・パートナーTe Ipukarea 協会(TIS)は、外来種問題がフォーラムの期間中に最高度レベルの参加者に認識してもらうよう政府と緊密に活動をしました。「TISは外来種の脅威から私たちの鳥、生物多様性、生計手段を守るために熱心に活動を行っています。私たちは太平洋各地からのリーダーが外来種の脅威に取り組むために地域全体での活動を約束することを呼びかけたことに喜んでいます。」とTISのプログラム・マネージャーのジャッキー・エヴァンスは言いました。

この地域の世界的な絶滅危惧鳥類の個体群を一見すれば、現在およそその4分の3が卵や幼鳥を食べたり、餌や営巣地で競合する外来種の影響を受けています。「太平洋諸島では外来種の影響は巨大です。バードライフ・パートナーシップは地域全体でネズミ、ネコ、ヤギ、シカなどとの取り組みで最前線で活動をしていますが、もっと多くを行う必要があるのです。」とバードライフの太平洋部長のドン・スチュアートは言いました。「太平洋諸国の政府すべてに脅威を活動と政策に一体化させ、強化されたバイオセキュリティ、駆除と制御を含む外来種の管理のために献身的なスタッフと予算を提供することに一層の努力をすることが緊急に求められています。」とドン・スチュアートは言いました。

バードライフ・インターナショナルは太平洋地域で外来種に取り組む30以上の団体を代表する太平洋外来種パートナーシップの一員です。

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