Aves Argentinas(アルゼンチンのバードライフ・パートナー)の100年

Aves Argentinas が優先的に保護に取り組んでいるパタゴニアカイツブリ
写真提供: © Luis Alberto Franke

1916年に少人数のメンバーにより‘プラタ鳥類協会’が設立されました。現在では会員は3,000人に達し、1,000種の鳥類の保全に取り組んでいます。同協会CEOHernan Casañasが一世紀に及ぶ保護活動を振り返ります。

‘プラタ鳥類協会’はちょうど100年前の1916年7月28日に誕生しました。偉大な作家で鳥類学者でもあったWilliam Hudsonなど当時の主導的な研究者やナチュラリストがラテンアメリカで第一号となる環境NGOを設立したのです。現在はAves Argentinas と呼ばれ、ラテンアメリカで最も古い環境保護団体で、バードライフ・パートナーでもあります。

現在の会員数は3,000人以上おり、アルゼンチンの領土内に生息する1,000種を超える鳥を楽しみ、保護しています。その中の120種は絶滅危惧種です。個体数の減少傾向を逆転させるために私たちは次の二つの戦略を立てています。第1は、アルゼンチン人を自然と結ぶことです。第2は、種の存続のために主要な保護区を管理することです。例えば、私たちは数百ものバードウォッチングのコースを作り、アルゼンチンで‘ナチュラリストの学校’を推進しています。1989年以来、数百人のナチュラリストやガイドに訓練を実施しました。

2007年には私たちは人々と鳥をつなぎ、保護を呼びかけるために‘バーディング・クラブ’を立ち上げました。同時に私たちは草原、都市内保護区、海鳥、IBA(鳥を指標とする重要生息環境)および絶滅危惧種の保護などの広範囲の課題に取り組んでいます。これらの活動によって、保護活動団体の中でリーダーとしての立場がより強くなりました。また、1917年以来、私たちは科学雑誌 ‘El Hornero’(hornero はカマドドリの意味)を発行しています。

最近は新しい国立公園の設立に注力しており、良い結果が出ています。例えば、他の組織と組んでパタゴニア国立公園設立を実現させ、その独特の景観の保全を可能にしました。この場所は絶滅危惧ⅠA類の固有種パタゴニアカイツブリなどの絶滅が心配される野生生物と息を呑むような風景が共存する国際的な自然のランドマークなのです。私たちはバードウォッチング・ツーリズムも促進しています。これはアルゼンチンの鳥と環境の傑出した多様性を活かして、国内の資源を作り出し増やしていく活動なのです。

Aves Argentinasの名誉会長で著名なナチュラリストTito Naroskyの言葉を引用すると、“私たちは空にはいつも鳥が飛んでおり、それをアルゼンチン人が見ている光景を当たり前のものにするという喜びを持ち続けていたいのです。”

 

 

報告者: Hernán Casañas (Aves Argentinas のCEO)

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