ポルト・アレグレ市場の鳥に優しい牛肉

ブラジルの’草原連合’の農場でコクカンチョウが見られました-こうした景観が鳥にとって重要なのです。
写真提供: © Fran Alverja

数年にわたる活動によって、SAVE Brazil(ブラジルのバードライフ・パートナー)は、‘草原連合’のシールを貼った鳥に優しい牛肉のリオグランデ・ド・スル州のポルト・アレグレの市場での販売にこぎつけました。けれども、何故草で育てた牛肉が鳥にとって良いのでしょうか?

南部コーン地域(南米大陸南部に円錐形広がる地域)の草原は生物学的、文化的、経済的に特別な地域です。ブラジルからアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイに至る広大な野原で形成されるこの地は、キバラムクドリモドキヌマヒメウソクリイロヒメウソオグロシロチランチョウなど12種の世界的な絶滅危惧種の生息地です。

南部コーン地域では草原の95%が私有地です。農民たちはこの自然の草原を、短期的に収入が得られる農耕地への転換、あるいは巨大農業企業への土地の売却を迫る大きな財政的圧力を受けています。これらの草原はラテンアメリカ生態系を象徴する場所のうち、最も危機にある地域の一つである一方、世界で最も豊かな放牧地で、数百種の鳥の生息地でもあります。2‘草原連合’は、Aves Argentinas(アルゼンチン)、Guyra Paraguay(パラグアイ)、Aves Uruguay (ウルグアイ)、SAVE Brasil(ブラジル)の4つのバードライフのパートナーや、農場経営者および彼らのビジネス・パートナーが結集し、土地の個人所有者が受けている圧力に対抗するための組織です。‘鳥に優しい牛肉’の認証は、元々の景観の少なくとも50%を保全している農場に与えられます。この牛肉は通常よりも高い価格で販売されます。農家が家畜に高品質の餌や水を与え、十分な日陰や避難場所を提供するなどの推奨されるやり方をを確実に実施するよう農場経営者が管理しなければならないからです。

草で育てたことが証明された牛肉は既にアルゼンチンで販売されています。数年間の活動の後、遂にブラジルでも入手可能になりました。バードライフ・パートナーのSAVE Brasil は、ポルト・アレグレにあるスーパーマーケット・チェーンのカルフールにこの証明書付きの牛肉を供給する契約をMarfrig Global Foods社と結びました。

「世界最大級のスーパーマーケット企業で‘草原連合’の自然にやさしい牛肉が販売されるようになったことはとても大きな成果です。経済と生物多様性保全の両方を組み込んだプロジェクトの好例です。」とSAVE Brasil の会長Pedro Develeyは言いました。

ブラジルの‘草原連合’チームのこの素晴らしい成果に祝福です!

 

報告者: Irene Lorenzo

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