EU加盟国の議員が自然保護法を守るために力を合わせる

ブリュッセルの欧州議会会議場

ヨーロッパの重要な自然保護法である野鳥指令と生息地指令を守るキャンペーンを行っている中で、今日新しい良いニュースが入ってきました。

ヨーロッパ9か国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポーランド、ルーマニア、スロベニア、クロアチアおよびルクセンブルグ)の環境大臣がいわゆるEU自然指令を守る呼びかけを行った数日後、欧州議会議員が意見を表明しました。

8つあるうちの7つの欧州議会の政治的グループの代表[(Mark Demesmaeker (ECR), Norbert Lins (EPP), Karin Kadenbach (S&D), Catherine Bearder (ALDE), Lynn Boylan (GUE), Margrete Auken (Greens-EFA) および Marco Affronte (EFDD))からの書簡が欧州議会副大統領Frans Timmermansと環境コミッショナーKarmenu Vellaに送られました。

その書簡は自然指令を見直すのではなく、より良いやり方で確実に実行することを求めています。

これらの議員は、合計すると欧州議会の751席のうちの697席を占める政治的グループを代弁しています。今週の初めに意見表明をしたEU(欧州連合)の人口の60%を占める9つの政府と共に、書簡は‘より良い規制’という名の下に自然指令の‘オーバーホール’を目論むEU大統領ユンカーの本来の狙いに強固な反対意思を示したものです。

政治家たちはこの書簡の中に「現自然指令は簡潔で理路整然とした形式により‘書簡以前’の賢い規制と考えることができる」という一行を加えて自然指令の見直しが不要であると信じていることを示しました。

この書簡を歓迎してバードライフ・ヨーロッパの上級政策ヘッドのAriel Brunnerは言いました。「自然指令への支援は雪だるま式に増えています。50万人の市民、9つの政府、そして今や欧州議会の政治的グループの一つが自然指令の見直しではなく、強化を求めているのです。欧州委員会は規制撤廃というアジェンダを引込め、私たちの法律がどうすれば実地で機能するようになるか真剣に考えるべきです。」

バードライフは、ブリュッセルで行われる自然指令に関する次の会議において、欧州委員会の明確な意思と、一般市民、欧州議会議員、欧州各国の政府の声に耳を傾ける姿勢が見られることを期待しています。

 

報告者: Finlay Duncan

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