オオソリハシシギがニュージーランドの今年の鳥に選ばれた

オオソリハシシギ(冬羽)
写真提供: Craig McKenzie

オオソリハシシギ(現地名‘クアカ’)が3週間に亘る接戦、激しいキャンペーン合戦、不正行為の試み結果、ニュージーランドの‘今年の鳥’の名誉を勝ち取りました。‘今年の鳥’コンテストはニュージーランドのバードライフ・パートナー‘フォレスト&バード’が毎年行うイベントです。

オオソリハシシギは世界中の鳥の中で最も長距離を渡る鳥として一般の人たちの想像力をかきたてます。8万羽から10万羽ものこのすごい鳥はアラスカからニュージーランドまでの11,000キロを9日間以内で渡るのです。けれども多くの‘飛ぶために生まれた’種と同様に、オオソリハシシギもニュージーランドへの到着数が毎年2%ずつ減っています。このコンテストで本種を支援した‘Pukorokoro Mirandaシギ・チドリ・センター’のキース・ウッドレィは、特にオオソリハシシギの大部分が渡りの途中で栄養補給のために立ち寄る東アジアでの生息地の喪失が大きな問題であると指摘しています。生息地の脅威に取り組むことはバードライフの‘飛ぶために生まれた’プログラムの重要な課題です。

今週‘飛ぶために生まれた’キャンペーンの別の対象種コオバシギ(現地名‘ハウホウ’)が幾らかの希望をもたらしました。ニュージーランドの自然保護大臣Hon Maggie Barryが駐ニュージーランド中国大使と行った話し合いの結果、渡り鳥のルートを守る上で希望の光が見えてきたことを発表したのです。渡り鳥はニュージーランド北島からシベリアの繁殖地までの往復3万キロの旅の途中で、中国の渤海湾の湿地を栄養補給の中継地として依存しているのです。

中国大使Wang Lutongは河北省の当局と面積3,000ヘクタールをコオバシギや他のシギ・チのために重要な生息地として保全するための活動を行い、更に広範囲の湿地の保全を検討中です。ニュージーランドの自然保護局の職員が近々渡り鳥の生息地保全合意の詳細を詰めるために中国を訪問する予定になっています。

‘今年の鳥’で惜しくも2位となったのは、フォレスト&バードの、特にオークランド近郊で実施している‘公園内避難所’プロジェクトの対象となっている固有種ミミダレミツスイ(現地名‘コカカ’)でした。第3位は昔から人気があって人懐こいミヤマオウム(現地名‘カカ’)で、本種はKarori Zealandiaエコ・サンクチュアリの創設と市の周辺でのフクロネズミの駆除活動のお蔭でニュージーランドの首都ウェリントンに戻って来ています。

 

報告者: Mike Britton

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