Eco-restoreブログ: 生態系復元に関する記事を読み、情報交換をする新しい場所

モリムシクイ
写真提供:David Dillon

自然保護団体の活動にもかかわらず、毎日自然の一部が破壊され、野生生物に対するその価値が失われています。生物多様性の喪失は私たちの努力を凌駕するペースで続いています。この有害な傾向を逆転させるためには最早自然保護だけに頼っていることはできません。自然が戻り、引き継がれるようなサイトや環境を復元することが必要なことは明白です。自然保護の専門家や活動家たちが生態系復元を促進し、彼らが知識や経験を共有するようにするための新しいブログが最近始まりました。

昔から自然保護とはよく保全された自然の景観を守り、種や生息地の保護を確実に行うことでした。これは今もなお同じです。しかしながら、この十年でこのアプローチは生物多様性の危機を逆転し、緩和するには不十分であるとの認識が高まりました。それに加えて、気候変動がサイトや生態系を荒廃させ続け、また新しい土地を求める産業界やインフラ業界の増大する欲求により今以上の土地が失われて、状況はさらに悪化するでしょう。

産業開発や農業開発後の土地を復元することは必ずしも新しいことではありません。多くの国の法律が事業者に対して彼らが損傷した土地を整備、再生することを求めています。しかしながら、このような方法はコストが掛かり過ぎるか生物多様性にとって役立たないかにより、ほとんどの場合不成功に終わりました。これに対して、生態復元は損傷を受けた土地を自然のプロセスと推移の支配に委ねることにより自然と生物多様性を元に戻すものです。これは多くの場合、より成功することが多く、費用も効果的です。これが自然保護グループが次第に生態復元に関心を持つようになった理由です。一部の自然環境では損傷が大き過ぎてサイトを支援なしで回復することは不可能です。このような生態系と環境を復元することにより、これらのサイトに動植物の生育を早める2度目の機会を与えるのです。復元活動はそのコスト効率と継続的解決策により多くの利益をもたらし、プラスの環境及び社会的成果を確保できます。

世界中のバードライフ・パートナーは特定のサイト、あるいは、南米の草原、インドネシアの熱帯雨林などのより大きなスケールでの生態復元プロジェクトに関わるようになっています。過去3年、バードライフ・ヨーロッパとハイデルベルグ・セメント社は選ばれた種と生息地に特別に焦点を当てて、自社の採石場で多くの小規模プロジェクトを始めました。欧州内の採石場、骨材坑道、採掘現場は多くの希少種や危惧種がそこに避難所を見つけるので、このようなプロジェクトの格好の場所です。採石場は彼らに自然の川岸や草原を‘思い出させる’からです。

最近始まったEco-restoreブログの使命は自然保護と経済開発の間にウィン・ウィンの関係とパートナーシップ関係を促進することです。生態復元コミュニティは知識と経験と懸念を共有し、同じ志を持つ仲間と議論するための専用のウェブ上にスペースを持っています。最近発表された記事には次のようなものがありました。

― どのようにして生態系復元を測定するか?

― シルト(沈泥)ラグーン(潟湖)を渡り性渉禽類に役に立つ環境に変えること

― 復元された採石場でセアカモズが繁殖するようにできるか?

(報告者:エロディー・カンタルブ)

詳しくはこちら

 

  1. TOP
  2. 世界のニュース
  3. Eco-restoreブログ: 生態系復元に関する記事を読み、情報交換をする新しい場所