バードライフがカメルーンのバコッシ国立公園内を通る道路建設に懸念

バコッシ国立公園内で進められている道路工事
写真提供:Keith Button

バードライフはカメルーンの最も貴重な森林の一つが道路建設により脅かされていることに懸念しています。バコッシ国立公園は自然の美しさが素晴らしいだけでなく、2001年にIBA(鳥を指標とする重要自然環境)に指定されたように、生物多様性の保全の面からも世界的に重要なサイトです。同公園には世界の他の場所では見ることのできない200種を超える固有の植物、両生類、鳥類が生息しており、そのために‘絶滅ゼロ連合’サイトに分類されています。バコッシ山の森林はカメルーンの固有種で絶滅危惧ⅠB類のノドジロハイイロモズの生息地です。

バコッシ森林保護区は2008年に国立公園に認定され、これはカメルーン政府の賢明な決定でしたが、15メートル幅の道路を建設すると言う決定はこれまでの保護活動により得た成果を後退させる恐れがあります。この計画の支持者は、道路は西側の部分ではカカオの生産を可能にし、また住民が北東部にある行政事務所に行くことが出来るようになると言っています。バードライフは住民がサービスにアクセス出来るようになることと地方の発展が必要であることは認識していますが、これは限りのある自然資源を守ることの必要性と注意深くバランスを取って行われなければなりません。それ故、公表されている目的での道路の正当性はアセスメントに従ったものであるべきなのです。事実、道路建設のための森林伐採の幅が必要とされる幅よりもはるかに広く、既に森林破壊を起こしているという懸念があるからです。

別の懸念は‘環境・社会への影響アセスメント’が行われたとは思えない事実に基づいています。主な利害関係者はこの開発の影響に気が付いていないように思えます。

バードライフはこのように幅の広い道路は公園内を大型の車両が走ることを可能にし、不法伐採やブッシュ・ミート(野生獣肉)取引の助長することになりうると懸念しています。道路工事が繊細な野鳥の生息地、特にノドジロハイイロモズの生息地を切り開いていることが既に明らかになっています。このような影響は政府にとって管理費の増加となり、この地方で伸びている観光産業も危うくするでしょう。

 バードライフは参加型の‘環境・社会影響アセスメント’が行われ、公開審査に提示されるように、国立公園内での道路建設の一時的中止を求めています。この重要な国立公園を守ることは、ここが増加する観光客の目的地として確実に残ることを助けるでしょう。

報告者:ナイロビのボランティア

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