中国でのバードライフ・パートナーシップの協力が新時代に

バードライフの事務総長マルコ・ランバーティニ博士と
中国鳥類学会の会長Liu Naifa教授との間で交わされた覚書

バードライフ・インターナショナルと中国との間での公式な協力の新時代が、バードライフ・インターナショナル・パートナーシップと中国鳥類学会(COS)との間で覚書を調印したことにより始まりました。

この覚書はバードライフの事務総長マルコ・ランバーティニ博士とCOS会長Liu Naifa教授が署名を行い、浙江省杭州市で開催された第12回中国鳥類学会会議の開会式に参加した500人の鳥類学者が証人になりました。

バードライフとCOSは今後共同で優先すべき研究や鳥と生物多様性に影響を及ぼす中国内での急を要する保護活動での懸念事項に取り組みます。両者は鳥とその生息地に関する情報を共有し、鳥類の研究と保護および関連した活動のための能力開発に努めます。

「私たちはCOSとの間で、環境の健全度を知る最善の指標の一つである鳥の研究と保護活動発展のための知識と資源を共有するためにこの合意書にサインをすることを喜んでいます。」とマルコ・ランバーティニ博士は言いました。「バードライフにとって、この数年間中国で鳥に対する関心、感謝、研究、保護活動が広がることを支援してきたのは名誉なことでした。今回のCSOとの新しい合意は中国での鳥と自然保護を更に進め、発展させてくれるでしょう。」

COS(中国鳥類学会)は中国全土にネットワークを持つ鳥類学者と自然保護活動家による学究的な組織で、同国の絶滅危惧鳥類の研究と保護の国際協力を進めています。また同時に中国の若い年代の鳥類学者と自然保護活動家の育成を支援しています。

「COSの目標とバードライフの地球規模での目的には近い関係があり、この覚書は中国の絶滅危惧鳥類と生物多様性の状況改善になるものと信じています。」とランバーティニ博士は付言しました。

「私たちはバードライフとCOSの公式協力の開始を象徴するこの歴史的出来事を目のあたりにすることが出来て大変喜んでいます。」とCOSの事務総長Zhang Zhengwang教授は言いました。「中国の固有種、絶滅危惧種および渡り鳥の保護のための共同計画には大きな分野があるでしょう。中国の鳥類学者は世界的な生物多様性の保全に今後もその最善を尽くすでしょう。」

中国には少なくとも1,237種の鳥が生息し、世界で8番目に鳥類の多様性が豊富な国です。中国内には合計568ヶ所のIBA(重要生息環境)が定められており、国内の隅々まで精査されればこの数はもっと増えるでしょう。また中国は東アジア・オー外ラリア・フライウェイの沿った極めて重要な位置にあるのです。

報告者: Martin Fowlie

 

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