トルコのホオアカトキが南へ飛んだ

6羽のホオアカトキが初めての南への渡りの途上です。
写真提供:Jean Paul Tilly; worldsrarestbirds.com

トルコBirecikの半野生のホオアカトキ個体群が素晴らしい繁殖シーズンを終わったのち、その中の6羽が試験的な再導入の一環として7月末にリリースされました。トルコの自然保護・国立公園省が運営するBirecikの‘Kelaynak’繁殖ステーションで、献身的なチームは先ず恒例の足環付けと検査のために全てのホオアカトキを捕獲し、その中から6羽が自然界で生き残り、渡りをすることを期待してリリースするために選ばれました。3羽には衛星追跡装置が装着され、また迫害される機会を少なくするために輝いていた足環はあまり目立たないものに交換されました。6羽のうち4羽は今年生まれの幼鳥で、それに加えて、昨年生まれの2羽も放鳥されました。

最初の2週間はホオアカトキたちは繁殖ステーションのすぐ近くに止まり、このエリアの幾つかのサイトで採餌し、また与えられた補助食品を食べていました。しかし今週になって、5羽が南に向かって離れて行くというエキサイトなことが起こり、興味深いニュースとして、彼らがシリアのパルミラ近くに立ち寄ったのです。ここは野生の個体群が残っていた場所ですが、残念ながら今年は1羽だけに減ってしまっていました。

ホオアカトキたちがこの場所に止まるか‘渡り’を続けてさらに南に向かうかは衛星からの信号で捕える予定です。この活動は去年サウジアラビアのJazanで開催された‘ホオアカトキのためのAEWA国際ワーキンググループ’の創立総会と‘国際ホウアカトキ助言グループ’により優先事項として推奨されたものです。トルコの関係省庁に加え、幾つかのパートナーが活動に加わり、衛星用タグは Doğa Derneği (トルコのバードライフ・パートナー)が提供し、モナコPrince Albert Ⅱ基金とRSPB(英国のパートナー)の支援を得ています。

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