バードライフ・ヨーロッパ 2012年度年次報告を発表

バードライフ・ヨーロッパの2012年度 年次報告書

今日、バードライフ・ヨーロッパは2012年度年次報告書を発表しました。それにはEUの政策研究、自然保護および企業パートナーシップの分野での主な業績の要約が含まれています。特集記事として半折れの折込みページがあります。

バードライフ・ヨーロッパの地域ディレクター、アンジェロ・カセルタは紹介文の中で「2012年は私たちにとってすぐには忘れられない年でした。この年は、バードライフが国際的な自然保護団体の一つとして90年以上前に創立されて以来成し遂げた偉大な勝利と進歩を回顧する機会をもたらしました。」

報告書はEU(欧州連合)が2020年までに生物多様性の喪失と生態系サービスの劣化を止めるという目標に向かって競っていることも強調しています。バードライフ・ヨーロッパは唯一のNGOとしてEUが成し遂げている進歩を評価し、今以上に努力を必要とする分野を明らかにしました。今年の年次報告書の特集としては、EU2020報告‘復活への道’を表した折込みのポスターがあります。

2012年のキャンペーンの大きな成功の一つに海鳥の混獲問題があります。過去12年にわたり、バードライフ・ヨーロッパはパートナーと共に毎年20万羽にもなる海鳥の不必要な死を止めるためのキャンペーンを勇敢かつ辛抱強く行いました。2012年末に欧州委員会が混獲緩和の対策強化のアクション・プランを提案した時に、私たちは勝利を宣言しました。

2012年にはハイデルベルグ・セメント社とのパートナーシップも強化しました。同社と共同で、私たちは欧州と中央アジアにある同社の採掘サイトが持つ生物多様性のポテンシャルを評価した研究を公表し、この研究を通じて見出したことを実行に移す初めての現場プロジェクトを開始しました。

寄金者と企業パートナーからの大きな資金支援のお蔭で、バードライフ・ヨーロッパは欧州と中央アジアにまたがる46のバードライフ・パートナーと共に、野生生物と鳥の生息地の保全と、失われる恐れのあった陸と海の自然エリアの再生を行うことが出来ました。折込みページには私たちの2百万人のメンバーによる献身、情熱、勇気を反映したパートナー団体の主な成果の実例が掲載されています。

私たちはこのような共同で達成した成果を誇りに思うと共に、まだやらなければならないことが多いことも承知しています。私はバードライフ・ヨーロッパが今生きている種を守り、彼らが明日伝説の種(=絶滅種)になってしまうのを防ぐために行っている活動を、皆様が引き続き支えてくれるようにこの年次報告書が刺激してくれればと望んでいます。

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