ヘラシギの越冬地 バングラデシュで20番目のIBAに指定

バングラデシュはヘラシギの重要な越冬地の一つ
写真提供:Chaiwat Chinuparawat; www.theworldsrarest.com

絶滅危惧ⅠA類ヘラシギの世界の個体数の10%が越冬するバングラデシュのソナディア島がバードライフ・インターナショナルにより同国第20番目のIBA(鳥を指標とする重要自然環境)に認定されました。

「最近行った一連の調査でバングラデシュがヘラシギにとって極めて重要な越冬地であることが確認され、私たちはその中でもソナディア島が主要な越冬地であることを特定しました。」とバングラデシュ・ヘラシギ保護プロジェクトの主任調査官のSayam U. Chowdhuryは言いました。このプロジェクトはシギ・チドリ類の個体数のモニターを行っている若手自然保護活動家のグループにより進められており、地元住民と共同で人々の関心を高め、野鳥への脅威を減らすことを目的にしています。

ソナディア島には世界的に絶滅の危惧のあるカラフトアオアシシギを始め、準絶滅危惧種のオバシギ、シベリアオオハシシギ、ダイシャクシギ、オグロシギなども生息しています。

バードライフ・パートナーなど“ヘラシギを守ろう”プロジェクトに参加している団体は、干潟でのシギ・チドリ類の狩猟がヘラシギの個体数急減の主な原因だと特定した2009年以来ソナディア島での活動を行ってきました。今では地元のハンターは訓練され、より確実で持続可能な生計手段である代替策が与えられています。成功したキャンペーンはシギ・チドリ類保護の大切さへの理解向上につながり、特にヘラシギへの誇りとこれを守ろうとする意識が高まっています。

「この活動は非常に上手く行っており、私たちは地元コミュニティを通して保護活動の実現を進めています。代替生計手段の提供により、狩猟はほぼゼロになりました。ハンターは今では漁師、テーラー、西瓜栽培などで生計を立てています。2012年12月に行った関心を喚起するイベントにはおよそ千人もの人々、政府・非政府組織の代表が参加しました。」とSayam Chowdhuryは言いました。

バングラデシュのコックス・バザー地方の副森林保護官で、ソナディア島でのマングローブの復元を行っているInamul Haqueは「私たちはシギ・チドリ類にとって重要な地域へのマングローブの植林を避けることにより‘ヘラシギ保護プロジェクト’を支援しています。また、重要サイトを密猟から守る活動も行っています。ソナディア島がIBAに指定されることで国際的な認識を得られることを嬉しく思います。」と言いました。

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