未だにペンギンを守るための資金を集めなければならないとは信じられない・・・

イワトビペンギン 写真提供: © Galyna Andrushko

バードライフのマリーン・プログラム・チームのRory Crawfordがペンギンを絶滅から救うためのバードライフの最近の活動をブログに載せました。

バードライフがペンギンを守るための資金集めのキャンペーンを始めたので、私も以下の女権運動の行進の写真について考え続けました(これは様々な行進や抗議集会で見られました)。

私にとって世界で最も愛されている鳥が絶滅に向かっており、緊急な保護活動には未だに深刻な資金の必要性があるとはとても信じられないことです。私たちは訳の分からない獣ではなく、映画、漫画、可愛いおもちゃ、ビスケットなどで愛されるスター「ペンギン」の話をしているのです。

18種のうち10種のペンギンに絶滅の危惧があります。驚くことではないでしょうが、その主な原因には過剰漁獲、気候変動、生息地の喪失、外来種、漁網による混獲などのヒトの活動があります。

けれども私は皆が私たちの環境管理がどれ程劣っているかについてある種の集団的な不幸の穴の中でもがいて欲しいわけではありません。むしろ私たちには出来ることがあると告げたいのです。

ペンギンにパワーを

バードライフとそのパートナーは多くのペンギンの個体群が減少する傾向を反転させるために活動を行っている世界中の組織、研究者の一員です。私たちは「英国南極調査」で南極のペンギンにとって最も重要な海のエリアを地図に表し、その保全状況を改善するためにパートナーと共に活動して来ました。

ニュージーランドではパートナーの‘フォレスト&バード’がキンメペンギンとコガタペンギンのために捕食者を駆除し、生息地を復元する活動を行っています(巣箱の提供など以下の写真をご覧ください)。

巣箱に入ったキンメペンギン
写真提供: © Hiltrun Ratz

バードライフ・南アフリカは地元の漁師に持続可能な管理方法を伝えるために絶滅危惧種ケープペンギンを追跡し、モニタリングを行っています。

ケープペンギン
写真提供: © Jennifer Roberts

フォークランド諸島では「フォークランド自然保護の会」がイワトビペンギン、オウサマペンギン、ジェンツーペンギンの繁殖成功度を見守っています。

私たちはこれらのチャーミングな鳥の状況を好転させるのに必要な段階変化に応えるこの活動の上に築くためにキャンペーンを始めました。この目的で、バードライフ・パートナーシップ全体で意欲的な計画が進行中です。

バードライフ南アフリカはケープペンギンの新しいコロニーを彼らの餌となる魚のストックが最も状態の良い場所(=魚が最も多く集まっている場所)の近くに作る計画です。

南アメリカではチリのパートナーCODEFFとアルゼンチンのアヴェス・アルヘンティナがフンボルトペンギンとマゼランペンギンの刺し網漁による混獲問題に取り組もうとしています。

フンボルトペンギン
写真提供: © Natural Earth Imagery

バードライフの科学者は、ペンギンのためのマリーン保護区を特定する第一歩として、南極海におけるペンギンのより重要な場所を明確にするために南極調査コミュニティとの共同作業を望んでいます。

これらのプロジェクトには皆様の支援が必要なので、私たちのハドル(アメフトの円陣)に加わりペンギンにどれ程愛しているか見せてください。

ペンギンに力を!

 

報告者: Rory Crawford

原文はこちら

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