イラク初のスゲヨシキリとシロガシラクロサバクビタキの繁殖記録

イラク南部で確認されたシロガシラクロサバクビタキの若鳥
© Laith Al-Obeidi

近年、ネーチャー・イラク(イラクのバードライフ・パートナー)による同国での繁殖の初記録が2件ありました。2012年5月に私は鳥の調査のためにRichard Porterに同行して、イラク・クルディスタン地域のスレイマニア市の北西のChami Razanに行きました。私たちがイラクで初めてのスゲヨシキリの繁殖を確認したのは正にこの場所でした。1ペアのスゲヨシキリが樹木の繁った小川の畔の背の低い植生の中で餌をとっていました。その数日後Porterは別の1ペアと、イランの国境に近いスレイマニア市の北のMawatエリアのヨシを含む河川植生の中で3羽のオスのさえずりを聞きました。

その時以後、スゲヨシキリの興味深い発見が幾つかありました。2015年夏にはイラク南部の中央湿原で2ペアを観察しました。一つはジーカール県のZichri湿原で、もう一つは同じくジーカール県のChibaish地方のBaghdadiya湖でのことでした。

同様に、シロガシラクロサバクビタキのイラクでの繁殖がネーチャー・イラクとバードライフの共同の調査プロジェクト(AVJC基金のプロジェクト)で確認されました。この調査は中央湿地で2014年と2015年の夏と冬に行われたものです。

2014年5月にシロガシラクロサバクビタキの幼鳥がイラク南部の中央湿原の東側の境界を示すバスラ市Zichriエリアの土の堤防で発見されました。2016年には中東鳥類学会誌にこの発見に関する論文が発表されました。これら2種の繁殖はイラクに安定した生息地があることを示唆しています。

 

報告者: Laith Ali Al-Obeidi

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