鳥インフルエンザと野鳥に関する科学的タスクフォースの声明[概要]

中国と台湾で発生した鳥インフルエンザ(A/H7N9)に関して、これまでのところ(4月30日時点)、人、家禽から見つかっており、また野生のハトも一つの可能性として考えられていますが、野鳥がこのウイルスの蔓延に何らかの役割を果たしていることは一切確認されておりません。現段階では、特に家禽類への監視活動への注力が必要であり、また家禽と野鳥の分離の奨励、野鳥についての監視の報告なども強化する必要があります。

前回のH5N1型高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)流行の際に起こったような、ウイルスの拡散は野鳥が原因であるとする偏った非難は、適切な病害対策の妨げになり、また鳥類保全にも支障をきたすことになります。メディア、学会、病害対策当局におかれましては、鳥インフルエンザA/H7N9について論ずる際には、責任のある行動を求めます。

[声明原文]

[日本語訳]

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