ミャンマーのパートナー団体BANCAより、新しい環境教育施設での活動報告

ミャンマー中部に位置するモッタマ湾には世界的に重要とされている広大なラムサール条約湿地が広がっています。バードライフのパートナー団体であるBANCA(Biodiversity and Nature Conservation Association)は、2008年からこの地域で絶滅危惧種のヘラシギをはじめとするシギ・チドリ類の保護を行ってきました。この活動を進める中で、今後重視されるのが地元住民からシギ・チドリ類を保護する重要性について深い理解を得ることと、住民や保護団体の活動基盤を整備することです。この点を踏まえて今回環境教育施設を建設し、以下の活動を行いました。

 

(1) 環境教育施設(EESC)の建設

野外活動の拠点となり、普及啓発活動も行うことができる施設(EESC)を建設しました。今後はバードウォッチャーへの情報提供や、国内研究者の施設利用を予定しています。

 

(2)環境教育教材の準備

モンサンテとカヤン地区で環境教育を行いました。環境教育の教本3500冊や、EESCでの取り組みを紹介する展示用パネル14枚(2.4m×1.2m)、ジオラマなどを用意することができました。

展示用パネルのうちの1枚

また、バードウォッチングの研修や学生への環境保全の普及啓発イベントを行いました。

バードウォッチング研修1日目の様子

イベントで話を聞く学生

動物と植物の関係をクイズ形式で学ぶ

環境教育用の教本

(3) カヤン地区での生物調査

カヤン地区の生物多様性調査を行いました。合計199種の鳥類(留鳥190種、渡り鳥9種)を記録し、哺乳類も11種記録されました。カヤン地区はミャンマーの中でも多様性の高い地域ですが、調査により生息地の農地開発や狩猟によって、特にキジ科の鳥類が減少していることがわかりました。

調査チーム(Kywe tamot山にて)

鳥を捕まえる罠

ぱちんこで鳥を獲る少年

チャムネミヤマテッケイ

ミヤマハッカン

 

 

今後もこの環境教育施設を活用して、生物多様性の高い地域であることに対する理解を広め、若者層への普及啓発活動や農作業に代わる生活基盤の模索など、継続的な活動を行っていきます。

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