中小規模の環境活動を評価するツールキット「PRISM」を公開しました

PRISMウェブサイト(英語)

(日本語サイトは来年公開予定)

PRISMの概要

「PRISM※1」は、トヨタ自動車株式会社から支援を受けて開発した中小規模2の環境活動を評価するツールです。これまでの既存の手法は、大規模なプロジェクトを対象としており、予算や時間が限られる中小規模の環境活動には適用できませんでした。そこでバードライフは、UNEPやケンブリッジ大学、WWFなどと協働で、中小規模の環境活動の成果をはかるツールとしてPRISMを開発しました。PRISMは、評価の重要性や考え方、導入のメリットから、何をどのように評価するのかなどの具体的な手法の解説まで、一連の情報や解説をまとめたツールキットになっています。

PRISMは下記4章で構成されています。

1. 導入とコンセプト

評価における基本的な考え方の紹介

2. 評価手順の解説

評価対象の選定から結果の解析まで、一連の評価手順の解説

3. 評価モジュール

5つの活動分野(意識・行動の変化、能力育成、生計向上、政策、種・生息地管理の向上)ごとの、より詳細な評価手法の解説

4. 各手法のファクトシート

60以上のデータ収集・解析手法の具体的な解説

 

 

PRISMの利用者

PRISMは、中小規模の環境活動を実施する団体並びに支援する組織向けに開発したツールで、無料で公開されています。主に、下記の条件に当てはまるプロジェクトの評価を想定しています。

  • 活動予算が1,000万円以下
  • 活動期間が5年以下
  • 数名程度のプロジェクト・チーム
  • 評価に必要な予算やリソースが限られる

 

PRISM導入のメリット

プロジェクト実施者や支援者がPRISMを導入することで、以下のメリットが得られると期待されます。

環境活動に対するメリット

  • 環境活動の優先順位の明確化
  • 効率的な活動の実施
  • 課題の抽出と将来の活動への活用

実施団体に対するメリット

  • プロジェクトの計画立案や実施、振り返りなどを通した団体の能力向上

支援組織に対するメリット

  • 支援による効果の把握

 

今後の展開

今回公開したPRISMは英語版となっており、今後日本語版を作成し、来年公開予定です。また、できるだけ多くの人や団体に利用してもらえるよう、要点をまとめた簡易版の作成や、評価作業を補足する研修教材の開発、支援組織向けの活用ガイドラインの作成を進めるほか、国内外でのワークショップやシンポジウムを通じて、PRISMの利用を広く訴求していく予定です。

 

開発参加団体

 

支援団体

 

 

 

※1 ここでは予算総額が1,000万円以下の環境活動を中小規模と定義します

※2 PRISM = Practical methods for evaluating the outcomes & Impacts of Small–Medium sized conservation projects

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